サッカーをしながら他のことをする大切さ

記事を読んでいただきありがとうございます。
エージェントも一応兼任している木村恭平です。
今回は、サッカーだけではダメだよ、って思う考え方です。
サッカーだけに限った話ではないとは思うんですが、今回はサッカーをやっている人メインに話を進めていきます。
ワーホリの方に対しての記事はまた後日に記事を書かせていただきます。(毒が強い可能性あり笑)

よくいます。
『海外にサッカーをしに来ているのだから、なんで働かないといけないんだ、なんで他のことに力を入れないといけないんだ。』
わかります。だってメインはサッカーだから。 でもそれでいいの? 
僕はそういう考えを否定しますし、頼まれてもサポートする気にもなれません。だって億を稼げる選手じゃないから。今の時代トップ選手でも何かしらセカンドキャリアのために何かしらしています。本田さんは凄すぎですが・・・笑

大体の選手は高卒や大卒で海を渡っていて、日本の社会の流れからしたらおそらく大多数の人が就職をしているはずです。今サッカーやっているからいいんだ、という考えは非常に危険です。どんな選手でもいつかは引退しセカンドキャリアがスタートします。
その時のことはその時に考えるなんておかしい話です。サッカーの経験はあっても、就職して自分の力を発揮できますか? サッカーで学んだことを応用して仕事に活かせますか? 申し訳ありません、できる人は既にサッカーをしながらセカンドキャリアの準備をしているはずです。

僕は2014年に大腿二頭筋腱断裂を起こし、復帰までに半年以上を要しました。シドニーで切って日本で手術をしたのですが、その時に大学サッカー部時代の一つ上の先輩がお見舞いに来ていただいたことがありました。執刀医と先輩が知り合いでその繋がりがあったとは思いますが、そこまで深く話したことがなかったのですごく驚きました。

その先輩からはセカンドキャリアの重要性について実体験を下に話していただき、実際にJリーガーとしてやっていたその後に苦労をしていたと。
そのころの自分はサッカーに集中していて、シドニーでバイトもしていたけどとりあえず稼げればいいやという感じではなかったけど、確かに今に比べたら甘い部分は多かったと思います。

そこからは勉強に力を入れたり、自分で数年後に何をするかってビジョンをぼんやり考え始めました。
その時は日本食テイクアウトショップで働いていたので、店長の仕事に対する取り組みやマネージメントのやり方を盗み、どうしたら売り上げを伸ばせるか、お客さんが何を求めているか、をメインで考え、その考えが合っているのかどうかを店長に確認しながらやっていました。まさかその回答が、そこまで考えてなかった、と言われた時には笑いましたが。

ただ、そういう「物事の本質がどこにあるのか」「それに対して本気で捉えている」か、はサッカーをやる以外のことで伸びるとも思います。別に仕事だけじゃないです。観光に行っていろんなものに触れていろんなことを感じることで、サッカー以外に自分を表現することができるようになるし、いろんな方と会うことでセカンドキャリアに幅が出ることもあります。

現に僕は日本食レストランの店長をやっていましたし(もう過去形にさせていただきます)、いろんなサッカー関係者からの依頼でチームを探したり、語学留学者のサポートや相談を受けています。これからはコーチ業も本格的に始めていきます。(体調が大丈夫であれば復帰したいけど笑)

何をしたいかは引退した後に考えてもいいけど、現役の間に準備をしていくことで引退した後にできることも幅は広がります。
海外で同じような境遇でプレーしている選手たち、絶対にセカンドキャリアのことを考えて行動してください。


今回も長文になりましたが読んでいただきありがとうございます。
次回もよろしくお願いします。

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