日本語ツアーを避けてトルコで植毛してきた話
はじめに
私は現在30代前半で、直接指摘されることはあまり無かったものの、5年くらい前から薄毛に悩まされてきました。長期の休みが取れるタイミングがあり、前から気になっていたトルコでの植毛にチャレンジしてみました。
2024/6/24-6/26にイスタンブールで植毛してきたので、その体験を中心に記事に残します。
このような美容に関わるサービスは顧客側に知識が少なく、あとから価格を釣り上げられることが懸念されるため、費用面での透明性を高めたいというモチベーションで記事を書いています。
なぜ日本人向けツアーを避けたか
日本語でリーチできる情報に限定すると、選択肢が減ってしまい、料金と品質の両面でデメリットがあると考えたため、いわゆる日本人向けツアーを避けてクリニックを選びました。
後述しますが、一通り終わってから料金を確認すると、ある程度安く抑えることができました。
※全てのコミュニケーションは英語のみになりますが、これから日本人向けのツアーに行くことを考えている方にも有用な情報になるよう心がけて執筆しています。
費用の総額
計算したところ、748,037 円でした。
成田 <-> トルコの直行便 191,327円
施術費、ホテル、送迎、朝食などのパッケージ費用 € 2,900 (50万円程度)
追加で買った (買わされた) シャンプー等 € 260 (45604円)
現地での食費とesim 10866円
なお、他のツアーと比較する場合は、航空券やホテルの料金が含まれているか確認するようにしてください。
また、今回は直行便を選択しましたが、中国を経由する便を選択すれば航空券代は半額以下に落とせそうでした。
ダウンタイム
植毛の術後写真を検索するとたくさんのイメージが見つかりますが、あれが事実です。あまり外出したり人に会ったりできるような見た目ではなくなります。帰国便の際はあまりジロジロ見られることはなかったですが、強いハートは必要になります。
私の場合は、あまり人目に触れたくなかったので、成田から自宅に帰るルートは電車ではなくバスを使いました。
術後10日間は帽子を被るのはNGと言われていますが、帰国の翌日にはかさぶたはできているので、短時間だったら被っても問題ないと判断して被っています。
また、経過は追記しますが、髪が伸びてくるまで数ヶ月はかかるので、秘密で植毛するのは難しいかもしれません。
選択したクリニックと最初の一歩
Googleの地域設定によるバイアスがかからないように検索設定を変更し、 "hair transplant Turkey" のキーワードで検索を行い、SNSやGoogle Mapなどの複数の情報源のユーザーレビューを確認しました。
(なお、Google Mapのレビューは、現地で入力を促されるオペレーションになっていたので、自然と高くなる方向づけは存在しました。)
WhatsAppで気軽に連絡が取れる点も評価し、Hermest Hair Clinicを選びました。特にGoogle Mapでクチコミを書いている人がサクラかどうかを入念にチェックしました。
写真付きで経過を記載している かつ 他の地域のクチコミを十分に書いているアカウントを信用して判断しました。
まずオンラインで自分の頭の写真を送り、植毛が可能かどうか、気になっている部位などの相談を行う流れになります。
ホームページにはいくつかのプランが掲載されていましたが、€2900のDHI方式を推薦されました。こちらは知識があまり無いので、DHI方式を受け入れることにしました。
なぜDHIを私に進めるのか?と聞いたところ、理由を見るに、おそらく誰にでもDHIを推薦しているようです。
質の高い施術を受けられるなら、ある程度の増額は許せるので、€ 2900 ※
のDHI方式で進めることにしました。
※冒頭の計算で記載通り
あとは日程調整を行い、Wise (国際取引サービス)でアカウントを使って前金の€200を支払い、航空券を自分で購入するのが事前に必要な準備になります。
手順はメッセージで説明してもらえるので、ChatGPTで和訳すると楽です。
渡航~施術
空港に到着し、事前にショート動画で案内してもらっていた集合場所であるイスタンブール空港のGATE 14に向かいました。
集合場所につくと、おそらく植毛目的でない家族なども含めて同じガイドに車まで案内されました。乗り込む車は目的地ごとに異なるようで、私が乗り込んだは車は私だけでした。
なお、途中で運転手に名前を聞かれ、間違った車に乗っているから別の車に乗ってくれと言われ、いったん降りて乗り換えました。
この集合~搭乗と並行してWhatsAppでサポートの方とやり取りをしていたので、早めに気づけたのかもしれません。車に乗る前に行き先を確認したほうが良さそうです。
まずは Selectum City Ataşehir というホテルにチェックインし、この時点で20:00くらいになっていました。ホテル周辺は女性・子供が一人で歩いており、治安はかなり良さそうでした。
翌日の朝 7:00 にロビーに迎えが来るとのことだったので、夕食を調達しないといけません。
現地の食文化を知りたかったので、Sembol Ocakbaşı Ataşehirというレストランに行ったところ、地元の人しかいないようなところで翻訳アプリを使って食事をしました。
また、翌日は朝食バイキングの時間より早く出発しないといけないので、ホテルの受付で「ランチボックスがほしい」とお願いしておき、翌日の施術前の食事を確保します。 (そうするようにWhatsAppでサポートに頼まれました)
以後は、現地で大活躍したフードデリバリーについて軽く紹介した後、当日の流れについて記載していきます。
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