ごあいさつ
趣味で始めた山歩き(地元、京都の里山探索)の途中、ワイルド・オオクワガタを採取したことが切っ掛けになり、オオクワガタの飼育研究をし始めました。
わたしは、昆虫は野で自分の手で採取するものと思っているので、購入して飼育するということはいたしません。よって、扱うオオクワガタは全て自己採取(しかも、地元限定)した個体だけに拘っています。そして、それならば、同じやるならばお題目は、「ワイルド・オオクワガタのオリジナル血統固定はできるか?」、しかも、当然、「ワイルド・オオクワガタの大型化は可能か?」という、最も難しい二大テーマに挑戦しなければ意味がないし、素人ながら、わたしのオオクワガタ研究の本髄になります。
これまでのところ、毎年、夏季には成虫、冬季には幼虫・蛹を野外での自己採取で得ており、それらを飼育している過程での実験と検証が投稿記事の内容になります。ですので、「採取方法のHow-to」であるとか、「産卵方法メソッド」であったりだとか、そういった、初心者向けのよく有り勝ちなコンテンツの数々の出涸らしの上書きはする意向はまったくありません。あくまで、唯我的視点で、自己採取・飼育中のオオクワガタたちをサンプルとして、独自の飼育実験・検証による観察・研究の経緯をお伝えしてゆきます。
主要コンテンンツ
主な今後のコンテンツのメイン・テーマは次のようなものです
1. オオクワガタの成長臨界サイズ受容期を探る
2. ワイルド・オオクワガタ採取腐朽材から原菌分離培養したワイルド・ヒラタケ菌株でオリジナル菌床を作る
3. 大型化効果のあるオリジナル栄養体(菌糸瓶)の開発
——です。というか、今現在、これらは並行して実験・検証中なのです。
1. は、大型化を飼育で作出する上で、この時期を見極めることが最も決定的な要素と考えており、なんとかしてその時期を観察によって見極めることができないか、というのがテーマです。
2. は、本年より既に製作・開発を開始しているのですが、市販既成品の品質に疑問を感じたので、——独自に白色腐朽菌の原菌株採取から分離培養し、オリジナル菌床・菌糸瓶を製作し、それを飼育に使用する——という、素人には少しばかり高いハードルを超え、白色腐朽菌の培養とオオクワガタ幼虫の飼育データの両方を同時収集しつつ、自己完結型、最強の飼育餌材を完成させる、というのがお題目。実際にワイルド・オオクワガタ自身が選択して産卵・生息していたワイルド・ヒラタケ材をサンプル採取、分離培養して菌床・菌糸瓶化します。わたしの着眼点としては、オオクワガタとは無縁の普通のヒラタケ種菌登録株を培養しただけの市販品とはオオクワガタからすれば嗜好性的に別物なんじゃないか? という疑問を検証してみたい、ということがあります。その過程をリポートします。
3. は、これは誰もが目標にして飼育に挑むお題目ですよね。しかし、まだ大型化に直結するような栄養体は見つかっていないようです。ですので、間違いなく高成長を実証可能な栄養体を開発してみたい、ということです。
わたしとしては、他人の既にやっていることを真似て同じことをしても何の新たな発見もないので、独自の発想で以ってこれらのテーマに取り掛かっているところです。他にも、オオクワガタに関しては気づいたそのときから随時取り上げてコンテンツ化してゆきます。
方針として、記事執筆に参考にしました引用元資料はその都度提示いたします。また、可能な範囲で、ご質問やご要望にも随時お答えしてゆきたいとも思っていますので、よろしく。
先ずは、ごあいさつまで。
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