見出し画像

J2視覚化計画2024〈第11節〉

#J2視覚化計画2024

首位清水が仙台との上位対決を制してがっちり先頭をキープ。同じく上位対決を勝ちきった長崎が追走。3位岡山までが少し抜け出した。6位に劇的勝利の秋田が浮上。徳島が久々の勝利で最下位を脱して、しんがりは群馬。


J2予報士 夢叶のJ2天気

みなさまこんにちは。「J2天気」のキャスター・J2予報士の塩鶴夢叶(しおかく ゆめか)です。桜の開花が遅かったと思えば急に夏日が続いたり、年々季節の感覚のズレを感じます。早くも憂鬱な5月病が始まっているみなさま方…お察しいたします。

群馬地方は開幕から断続的に雨が降り続いています。今節は守護神・櫛引選手が1ヶ月ぶりに復帰しましたが、甲府に4失点。突風のような「春のウタカ風」を止められず、守備がズタズタに切り裂かれてしまいました。相手が悪かった…とも言えるのですが、次節も相手は上位・長崎。本降りになった長雨に、魂まで冷えなければ良いのですが…。

藤枝も雨。今節は不振を極める最下位・徳島にPKを献上してしまい、そのまま0-1で敗戦。相手の倍のシュートを打っていますし、決定機も作れてはいましたが、今節もまた1点が決められませんでした。ここまで11試合でわずか4得点と、得点数はリーク最少。チャンスクリエイト総数は清水と並ぶほど高いのですが、ゴール期待値(xG)は低く、データも決定力不足を裏付けています。

仙台は曇り。前節はライバル山形相手に素晴らしい堅守を見せましたが、首位を走る清水のスビード、パワーの前には通用せず。カウンターの局面では力差がありました。一方で少ないチャンスを生かして2点返せたのは、曇天の中の光。特に1点目・中島選手の得点は、中盤で奪ってからの人数のかけ方といい、厚みのある連続性といい、目指す形ではないでしょうか。今節は敗れましたが、点を取る力は確実に向上していますね。

長崎は4連勝で快晴。横浜FC相手にピンチの後に先制点を奪う勝負強さを見せました。上位対決ということで、守備に回る時間もありましたが、中盤の秋野選手が気の利いた位置取りで存在感抜群でしたね。最終ラインは高さがあってクロスや放り込みも跳ね返せますし、守備の強靭さも今の長崎の「本物感」を物語ります。強い勝ち方の1-0でした。この先もしばらくは高気圧に覆われそうです。

秋田は雨のち晴れ。今節はアウェイで千葉相手に1人退場して10人となった後に失点し、その後も何度も決定的ピンチを迎えるという絶望的な展開でしたが、ピッチにいる選手たちは誰一人絶望していませんでした。90分に半田選手のすごいゴールで暗雲を吹き払うと、PKのチャンスを止められても心は折れず、直後にCKから決めて逆転。吉田謙監督いわく「信じる力を信じたい。選手が全て」。どんな状況に追い込まれても勝利を信じてあきらめないことって大事ですね。

【発令中の警報・注意報】
〈群馬〉長雨注意報
〈藤枝〉深刻な得点力不足

【対戦相手への警戒・注意情報】
〈清水〉パルちゃんノリノリ注意報
〈長崎〉助っ人外国人が猛威をふるう

それではまた次の週末に。この下の有料ゾーンに特になにもありませんが、ご支援大歓迎です。

ここから先は

0字 / 1画像

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?