J2視覚化計画2024〈第33節〉
清水vs横浜FCの国立頂上決戦は両者譲らずドロー。3位長崎が岡山に敗れたため、清水、横浜FCの自動昇格は秒読みに。仙台vs山口のプレーオフ圏直接対決は仙台に軍配。激戦の6位争いは連勝の千葉、4連勝の山形と続く。下位では17位大分が勝利し、これに届かない群馬の18位以下が確定。栃木は上位いわき相手にドロー、鹿児島は久々に勝利したものの、崖っぷちに追い込まれた。
J2予報士 夢叶のJ2天気《終》
みなさまこんばんは。長期間のお休みをいただいていた「J2天気」のキャスター・J2予報士の塩鶴夢叶(しおかく ゆめか)です。
残り5節。ここまで長かったようでアッという間だったシーズンを踏まえて、現時点での「昇格」「残留」に向けた予報をお届けします。
清水、横浜は快晴。J1へと続く青空が広がっています。自動昇格に向けて、一時的な曇り空や急な通り雨曇あるかもしれませんが、大勢に影響はないでしょう。
長崎は晴れ。夏場の崩れ模様からは回復途上で、プレーオフ進出は確実な状況です。次節からは新スタジアムがオープンしますので、本番に向けて気圧をあげていきたいですね。
仙台と岡山は晴れ時々曇り。プレーオフに向けて一進一退が続き、少し靄(もや)がかかった状況ですが、今節のように粘り強く勝てば晴れていくでしょう。
それを追う千葉と山形は曇りのち晴れ。それぞれ小森気圧と土居気圧が勢いをもたらし、プレーオフへの視界を確保しました。晩秋まで“好”気圧が持続するか運命を分けるポイントです。
いわきは曇り。プレーオフに届くかどうかはエース谷村の出来に左右されやすい状況です。それ以外の強みが出せれば一気に晴れるかもしれません。山口、藤枝は下り坂。プレーオフへの見通しは厳しくなりました。ただ、シーズン通じて予想を覆す躍進、見事です。
秋田は懸念されたライセンス問題がクリアされ、プレーオフへのわずかな可能性を残しました。徳島は序盤の荒天からはよく持ち直しましたが、プレーオフは難しくなりました。それでも残留は確実です。
続いて残留争いです。熊本は雨のち晴れで急速に回復。残留は確実だと思います。一方、甲府、水戸、愛媛は終盤に重たい空気に覆われました。この3つは残留に向けて最後のもう一押しが必要ですね。あと少しです。
長らく天候が不安定だった大分はここにきて回復傾向。栃木の雨も弱まってはいますが、残留の局面では大分が圧倒的に有利になりました。
鹿児島は久しぶりに勝って大雨が少し弱まりましたが、残留はかなり厳しい見通しです。序盤から大きく天気が崩れ、低気圧に覆われ続けた群馬は残念ながら9月での降格決定となってしまいました。
カテゴリーが変わろうと、チームは続いていきます。「おれたちの戦いはここからだ」―そんなフレーズとともに、今回で最終回となりましたこの連載を締めたいと思います。みなさま、ありがとうございました。
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