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J2視覚化計画2024〈第16節〉

#J2視覚化計画2024

首位清水の連勝がついにストップ。今節快勝の長崎が差を詰めて追撃する。4連勝の仙台、清水を倒した横浜FCほか上位陣も勝ちきってこれに続く。下位3チームは少し置いていかれつつある。

J2予報士 夢叶のJ2天気

みなさまこんばんは。「J2天気」のキャスター・J2予報士の塩鶴夢叶(しおかく ゆめか)です。タイトル写真が新しくなりました。土曜は夏本番のような気温で、ニッパツ三ツ沢球技場は30℃と発表されています。身体が慣れていない5月は熱中症が多い時期ですので、みなさまお気をつけてください。

今週は東北勢同士の山形vs秋田「奥羽本戦」が行われました。山形地方は曇り時々雨。「奥羽本戦」で初めて敗れて3連敗、5戦勝ちなしとなり、山形は重く湿った空気に覆われています。ボールは圧倒的に支配しましたし、敵陣内で繋ぐのも上手いのですが、相手に厳しく寄せられるたびに精度を削られていった印象です。内容は決して悪くはないのですが、プレッシング型を苦にするポゼッション型の典型例のようにも見受けられます。明るい材料としては藤本佳希選手が戻ってきたこと。昨年も苦しい時期を乗り越えたように、暗雲は振り払えるだけのチームだと思いますが、16位はちょっと驚きの順位です。

「奥羽本戦」に勝った秋田は曇り時々晴れ。こちらも4戦勝ちなしと雲が厚くなっていましたが、今節は東北の先輩・山形相手に会心の勝利。しっかり競って、セカンドボールを相手よりも早く拾うという球際の徹底の積み重ねが、泥臭くも秋田らしい2得点となり、ようやくの晴れ間を見せてくれました。後半はかなり攻勢を受けましたが、跳ね返す、寄せる、身を投げ出す…と敵地で秋田らしい堅守を披露。今季新加入の大石選手がすっかり秋田にハマっていますね。ロングスロー、強気の仕掛け、プレスキック、しぶとい運動量と存在感抜群でした。吉田謙監督が「勝負強い!」と称えていましたが、ここから下位との対戦が続きますので、連勝街道に乗りたいところです。

清水は久々に敗れ、連勝が7でストップしましたが、引き続き駿河湾高気圧による晴天が続きます。今節の相手は堅守の横浜FC。前半は中盤のプレスで奪いきれずにカウンターを受けてしまう場面が目立ち、セットプレーを与えてしまうことが失点にもつながってしまいました。後半からは積極的にシュートを打つように意識も変わり、惜しい場面も作りましたが、リーグ最少失点のチームに先行されてしまうとなかなか崩せないですね。終盤、素早くリスタートして敵陣に向かうなど、状況を打開しながら勝負に出る姿勢はさすが首位チームと思わせられました。カウンターの出足をカットされてからの2失点目は相手を褒めるしかないでしょう。敗れましたが、試合後秋葉監督は充実の表情をされていました。決してネガティブな敗戦ではないと思います。

首位を追う長崎は快晴になりました。ここ3試合連続ドローとスッキリしない空模様を振り払うように、敵地・鹿児島で3-0の快勝。前半は鹿児島に何度か決定機を作られていましたが、GK原田選手が再三の好セーブを披露。先制ゴールはマテウスジェズス選手の見事なロングパスから。2点目は最後にマテウス選手が決めましたが、相手を引き寄せてからボールを回す連携が見事でした。今季の長崎は個人能力が高い外国人がゴリゴリとこじ開けるのではなく、高い技術力が歯車のように噛み合っていますね。これで14試合負けなし。3試合連続無失点となりました。次の相手はリーグ最多得点で今節7点を奪っている千葉。この快晴が長く続くかどうか、興味深い一戦になりそうです。

【発令中の警報・注意報】
〈群馬〉長雨注意報

【対戦相手への警戒・注意情報】
〈清水〉独走警戒情報
〈長崎〉14戦負けなし継続中
〈仙台〉全て1点差での4連勝。勝負強さ注意報

次節は長崎vs千葉、甲府vs横浜FC、仙台vs岡山など好カードが。それでは次の週末にお会いしましょう。この下の有料ゾーンに特になにもありませんが、ご支援大歓迎です。

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