J2視覚化計画2024〈第10節〉

#J2視覚化計画2024

首位清水が勝負強く勝ちきり、6得点爆勝の長崎がピタリと追走。岡山がもたつく間に横浜＆仙台が先団をうかがう勢い。群馬と徳島はともに今節大敗。遅れを巻き返せない状況が続く。

J2予報士 夢叶のJ2天気

みなさまこんにちは。「J2天気」のキャスター・J2予報士の塩鶴夢叶（しおかく ゆめか）です。節目の10節を迎え、今季からは全体の1/4が過ぎたことになります。サッカー観戦には一番いい気候の時期ですが、4月にして25℃以上の場所も…。気温の上昇とともにJ2もヒートアップします。

今週は水戸地方の概況から。こちらは湿った曇り空が続きます。開幕戦に勝って以来、2節から4連敗→5連続引き分けとスッキリしません。特に湿っているのが得点力。10試合で6得点はリーグワースト3位。今節、栃木との北関東ダービーでは、今季初の複数得点を奪いましたが、終盤にPKを外してしまい、痛恨の2-2ドロー。重い雲が垂れ込めますが、10試合で9失点という守備面は優秀ですし、緊急補強で帰ってきた黒川選手がゴールを挙げたのも明るい兆しです。

こちらも5試合勝ちなしゴールなしと湿った曇り空が続いていた鹿児島ですが、曇り空から晴れ間がのぞきました。今節は昇格組同士・愛媛との対戦。好調・愛媛に対してミスから失点した上に、前半で退場者を出してしまい、さらに後半早々に2失点目を喫するなど再び暴風雨の予感も漂いました。しかし1人少ないながらも猛然と追い上げ、ラストプレーで劇的同点ゴール。最近の暗雲を吹き飛ばすようなゲームを演じました。6試合ぶりに得点も挙げましたし、差し込んできた光を今後の自信にしたいところです。

桜が満開を迎えている東北・山形は曇り空。宿敵・仙台とのみちのくダービーは序盤から攻撃意識も高く、対抗心むき出しの気合を見せましたが、仙台の集中力高い堅陣を崩せず。逆に守りでは相手への寄せが甘くなったところを突かれて2失点を喫しました。敗戦後には観客とチームとの間で少しいざこざもあったようで、雷が鳴るような暗雲に覆われました。精神的にも参ってしまう敗戦を糧にチームの雰囲気を好転できるかどうか、渡邉監督の手腕が問われます。

首位に立った清水は晴れが続きます。今節はいわき相手に先手を奪いながらも、じわりじわりと追い上げられましたが、しぶとく勝ちきりました。特筆すべきは3得点目をアシストした山原選手のプレー。諦めず、粘り強くボールを生かした泥臭いプレーは、昨年までの清水には少し足りてなかったような部分です。昨年ほど圧勝はしていませんが、今季は執念で接戦をモノできるチームになっていますね。次節からは仙台→岡山という上位勢との対戦。駿河湾高気圧が長続きするかどうかを占うカードが組まれています。

【発令中の警報・注意報】
〈徳島〉引き続き混乱警報

【対戦相手への警戒・注意情報】
〈長崎〉助っ人外国人が猛威をふるう

急に気温が上がり疲れも出やすい季節ですが、1週間元気に過ごしてまた次の週末にお会いしましょう。この下の有料ゾーンに特になにもありませんが、ご支援大歓迎です。