2016年8月3日の日記

ネタバレ抜きで言えるのは、映画ってリソースの配分で決まってくるのですけど、その配分をリスクヘッジという名の何かだったり、それこそ偉い人の人間関係でメタクソにされるのが常なのですけれども、実際はさておき完成したフィルムからはそんなネガティブ要素が微塵も感じられない、ただ単に面白く、観客の度肝を抜く映画を作ることのみにリソースを使ったように見えるのが『シン・ゴジラ』の個人的に驚愕したポイントです。

(追記)「潤沢な予算=潤沢なリソース」ではありませんし「潤沢なリソース=効果的な配分」という訳でもありません。またリソースが直接的な金銭であったりスケジュールである訳でもありません。リソースとは主に人材のことですし、その人の蓄積と状況に由来するもので、そして……特に日本では顕著ですが……圧倒的にその人材数が足りません。この圧倒的に少ない資産(そうです、資産なのです、業界全体の)の中でいかに効果的にそのリソースを使わせてもらうかが鍵だと思います。

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