2018年9月29日の日記
やはりデジタルで修正した方が早いカットとアナログの方が早いカットがあって、その判断基準は複雑で通常の制作では判断が難しいと思う。
そして大雑把な言い方をすればデジタルだと非常にクオリティが上がる。しかし現状のフローにおいてはスピードを求められると厳しい。逆にアナログはスピードが上げられる。しかしクオリティの向上を目指した時に精度の甘さがネックとなってテイクが重なってしまう傾向が高い。
単純な意味でデジタルの方がクオリティが高いという意味ではなく、デジタルは嘘がつけないので非常に正確な作業が求められ、結果としてクオリティが上がってしまうという意味。
アナログの良さは偏にスピード・即応性にある。しかしそれは決して質的なものを保証するものではなく、その質は作業者にではなく、作業者を直接マネジメントする者の力にのみ委ねられているという過大なリスクが存在している。
おそらくこれまでの「単なる運び屋」的な扱われ方をしている制作が、本来求められている「(素材まで含めた)管理業務」を行えるようになれば、結果としてデジタルの方が速く・高クオリティの映像を作れるようになる。
それが直ぐには難しくとも、制作部においてデジタル部門を独立させ徹底的な素材の管理業務を行うことが今後の制作体制には必要なのだろう……と思った。
思ったが、残念ながら僕は会社員ではなかったので思っても意味はないことであった、まる
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