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特色入試で評価されるポイントは何?



【京都大学特色入試の魅力に迫る】


京都大学の特色入試は、従来の大学入試とは異なり、高大接続を強調し、個々の学生の個性や特技を重視する入試制度です。具体的には、次の2つの要素が主に評価されます。

① 高等学校での学修における行動と成果の判定


この部分では、「調査書」に加えて、高校時代の実績を詳細にまとめた「学業活動報告書」や「推薦書」を提出します。具体的には、数学オリンピックや国際科学オリンピックの出場、各種大会での入賞、教育委員会賞、国際バカロレアディプロマコース・SAT・TOEFL・TOEIC・英検の成績などが重要視されます。

② 各学部におけるカリキュラムや教育コースへの適合力の判定


この部分では、「学びの設計書」の提出が求められます。学びの設計書は、志望学部における学びの方針や目標を示すもので、そのクオリティが入試の鍵を握ります。また、大学入試センター試験の成績も重要視されますが、今年からは「おおむね」8割以上であれば足切りされない緩和があります。センター試験よりも、他の能力や個性を引き立てるための様々な試験や面接が実施されます。

正直なところ、特色入試に合格するには何らかの実績が必要ですが、実績がなくてもあきらめる必要はありません。センター試験の得点が高ければ、一般入試と併願することも可能です。実績がある方は、「学びの設計書」のクオリティを向上させ、小論文や面接のスキルを効果的に向上させることで、合格への道が開けることでしょう。特色入試は、個々の強みを活かす素晴らしいチャンスと言えるでしょう。

特色入試提出書類への準備ガイド

京都大学の特色入試では、提出書類が合否の鍵を握ります。特に「学業活動報告書」と「学びの設計書」の提出が求められており、これらの書類には注意深い対策が必要です。

学業活動報告書のポイント

学業活動報告書は高校時代の実績をまとめる重要な書類です。京都大学特色入試の公式HPによれば、以下のような活動歴が評価のポイントとされています。

  • 数学オリンピックや国際科学オリンピック出場

  • 各種大会での入賞

  • 教育委員会賞

  • 国際バカロレアディプロマコースの成績

  • SAT、TOEFL、TOEIC、英検の成績

これらの活動歴を具体的に記述し、自身の成長や学びの経験を魅力的にアピールすることが重要です。

学びの設計書の作成コツ

学びの設計書は全学部で求められ、合格に向けて非常に重要な役割を果たします。AOIでは合格者へのインタビューをもとに、成功のコツを蓄積しています。

  1. 学問への意欲のアピール: なぜその学問に興味を持ち、それを学びたいと思ったのかを具体的に記述しましょう。

  2. 京都大学への志望動機の明確化: なぜ京都大学の特定の学部を選び、その学部で学びたいのかをはっきりさせましょう。

これらのポイントに焦点を当てながら、自分の個性や独自の視点を表現することが、学びの設計書の成功の鍵です。特色入試の合格に向けて、しっかりと準備していきましょう!

2次試験対策のポイント

特色入試の2次試験では、大学入学共通テストの成績が不可欠です。以下に、その他のテストに備えた対策ポイントをまとめました。

1. 大学入学共通テストの重要性

2次試験以降、各学部で大学入学共通テストの成績が求められます。以前は必ず8割以上が必要でしたが、今年からは「おおむね」8割以上という緩和がありました。共通テストの勉強を重点的に行い、高得点を目指しましょう。共通テストの結果が合否に大きく影響します。

2. その他のテストに備える

  • 能力測定考査: 各学部ごとに異なる出題範囲があるため、出願要項を確認して対策を行いましょう。

  • 論文試験: 過去問を解くことで試験の傾向をつかみ、自分の考えを明確に表現できるように訓練しましょう。課題文の読解能力や一般的な問題への応用能力も求められます。

  • 小論文試験: 過去問を解くとともに、第三者に見てもらってフィードバックを受けることで、文章力を向上させましょう。

  • 面接試験・口頭諮問: 練習が肝心です。自分の強みや志望動機を明確に伝えられるようにトレーニングし、不安要素を取り除きましょう。

これらの試験に備えるためには、時間配分や問題解決能力を鍛えるための練習が不可欠です。特に、論文試験の過去問解答は焦点を絞り、効果的な対策を行う手助けになります。特色入試に向けた充実した準備をして、自分の実力を最大限に発揮しましょう。

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