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おかえり「縄文」 ①


わたしには娘が2人いる。
高1さんと、中2さん。(2023.11月現在)
今回は、高1さんのエピソードをご紹介したい。

9月末、高1さん 宛に荷物が届いた。

中身は、昨年の夏休み明けに提出した美術の課題。
絵画(水彩)の指定で、テーマは自由。
娘は、大好きな遮光器土偶を描き 「縄文」とタイトルをして提出した。

美術の先生は、この作品を見た時にとっても喜び、興奮して褒めてくださったそうだ。
「これ、すごく面白い!いい!」と。

娘は、卒業間際になってこの絵が作品展に出品された事を知った。
“入賞”と記された賞状を職員室で受け取るという形で。しかも入賞作品は、受賞後一年をかけて全国を巡回し各会場で展示される。既に半年くらい全国行脚しているのだと。
作品は展示を終えると破棄されるが、希望すれば返却されるとの案内があったので返却の申請をした。

今まで、持ち帰った作品は入賞したとて「要らない」と言ってポイポイ処分してきた娘。
今回は「私に代わって全国行脚した絵をみたいじゃない!卒業証書より嬉しい!」と言ったのだ。
あの時の表情をよく覚えている。

「縄文」が帰ってきたことで、作品にするまでの流れを含め、改めて中学生活3年間を振り返ることとなった。


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