雑記:2023年ちょっと早め総括
音楽的波乱の年
音楽を聴くということ
今年の目標の一つに、音楽を聴く、特にボカロ曲をちゃんと聴く、というものを掲げていた。
音楽を聴く、といっても、いわゆる質的なものと、量的なものがあるが、今年はその双方が担保できたと自負している。
量的なこと
まずはわかりやすい量的指標から。
僕は毎年気に入った音楽を放り込むプレイリストを作成しているのだが、今年は初めてその曲数が200を超えた。
もちろん、ボカロ曲を本気で聴いている人に比べたら微々たる数字であろう、特に自分はボカコレとか無色透明祭とか、ショーレース物が苦手な節があるので、そのあたりでだいぶん水を開けられている印象がある。
しかしながら、例年に比べると圧倒的に聴いた数が増えた。それは間違いない事実である。
また、これは明確に定量的指標が示せる物ではないが、聴いた曲のマイナーさも少々上がっているのではないか、と思っている。
それこそボカコレとか、ルーキー作品が聴かれることが増えている、というのが最近のトレンドであるように思えるが、御多分に洩れず、自分もマイナーなボカロ曲をちょいちょい聴くようになった。これはいい傾向だな、と自分では思っている。少なくとも今は。
質的なこと
今年変わったことの一つとして、他の人と音楽を聴く機会が増えた、というものがある。自分が聴いている曲、そして他人が聴いている曲について侃侃諤諤しながら楽しむ、というのはとっても刺激的な体験だ。
そんな中で名作が見つかったり
あまり聴いたことがない属性だけれどもいい曲が見つかったり
すると嬉しいものである。
来年以降も忙しいけれど、たまにはこういう機会を持ちたいものだな、と思った。
音楽を聴く、って
今年このような試みが行えたのは、自分が比較的暇であった、という、すなわち時間が許してくれたという事情によるものが大きい。どうしても腰を据えて音楽を聴くには時間が必要である。
一方今年は、自分にとって音楽を聴くとは?という問いに向き合う一年でもあった。結局その答えはわからなかったわけだけれど、音楽を聴くというのが素敵な営みだ、ということは再確認できたかもしれない。
あるいはこの延長線上に、自分にとってボカロとは?のような根源的な問いが立ち現れるように思われるが、これに関してはもう少しサスペンドして考えることにしよう。
イベント
初音ミク 16th anniversary
今年のボカロ界におけるビッグトピックといえば、初音ミク16周年であろう。
自分も東所沢の展覧会にお邪魔したり、渋谷の広告を見に行ったりと、さまざま楽しませていただいた。
この動画好き。
やっぱり一つのコアをもって、みんなで作っていく、というこの文化形態が好きなんだな、と思わせてくれる一年でした。
マジカルミライ初参戦
今年の自分にとってのビッグトピックは、何と言ってもマジカルミライの初参戦。このブログでも散々騒がせていただいたので、これ以上の言葉はないけれど、どの曲も素晴らしかった。本当に。
心から行って良かったな、と思えるライブでした。
何回聴いてもいい曲。
これ関連で、初めてボカロを共通項とする方とお話しできたり、ツミキさんにお会いできたり!充実したマジミラを楽しませていただきました。また行きたいね。
ボカロ100選
作り直しました。ものすごく労力がかかったけどやって良かった。
また定期的に更新しないとな、と思う(今も何曲か入れ替えたい/入れたい曲が出てきています、ありがたいことに)。
こういう、自分にとっての軸を策定していく儀式はとても楽しくて、ぜひみなさんにもやってみてほしい。きっと何か発見があると思います。
これから
今後もボカロを聴く、という姿勢は変わりません。もしかすると今年ほど「本気で」ボカロを聴く年はそうそう来ないかもしれないけれど、今年培ったものを糧に、これからも良い曲を見つけていけたらな〜と思います。それもボカロの醍醐味です。
多分二、三週間後くらいに今年のボカロ10選を出します。いまうれしい悲鳴をあげながら選曲をしている最中です。
こうやってボカロに愛を伝えていく機会を、これからも持っていきたいな、と思います。
次回は10選あげます!必ず!
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