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光と影 どちらに魅力を感じている⁈

「わかる/わからない」の視点で、アートに関わる話を、思いつくままつらつらと綴っています…。
 キラキラと輝いている作品が好きです♪ いや、文字通りでして、少し目を細めるくらい眩しい光を感じる作品に、ついつい注目してしまいます。

 先日、閉幕となった横浜トリエンナーレ2020。14万人以上も来訪者があったこの現代アートの祭典のタイトルは
 「AFTER GLOW-光の破片をつかまえる
でした。様々な「」を感じる作品が多く、もう何度も会場に足を運んじゃいました(ガイドサポーターをやらしてもらっていたので、役得を存分に使わせていただいたのですが…💦)

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《モショロコメディ・ワ・トロワ(灯台守)》
レボハング・ハンイェ

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《クロマ》
キム・ユンチュル

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《1440 SUNNSETS PER 24 HOURS》
ハイグ・アンヴァジアン

「光」に引き寄せられた夜光虫ばりに、身動きとれず眺め続けるといった感じでしたが、はたと当たり前のことに気づきました。
「あぁ、光を意識するのは影があるからだ…」
仮に、作品全面が白色に輝いているとしたら、そこに光を感じることは難しいかもしれません。(≒暗色)があることによって、初めて光として認識することができるわけですね。そういえば、”輝く作品”の多くが、照明をおとした暗い会場で展示されていたのは、光と影のコントラストをわかりやすく見せるためでしょう。

 こうなると、私が惹かれていたのは、一体「光」だったのか「影」だったのか、ちょっとわからなくなってきました。ひょっとすると、「光」と「影」って、同じことを言っているのかもしれないという気にもなってきて…。まぁ、これがアートの”影響”ということで(笑)

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