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1月の冬眠

1月のスタッツ

さて、1月のスタッツだが、まず、今月の題名からもわかるようにほとんど打っていない…。いや、マジで少ない。なんと9戦…。10戦にも満たない数だ。正直来月の投稿はできないのでは?というような減少っぷりだ。
ともあれ、そんな9戦のスタッツはこちら。

たったの9戦…

先月末が2361Ptだったので、9戦で486Ptのプラス!今月は大勝利!w
月の早々にそこそこプラスになって、あまり打ちたくないのと忙しかったのもあって、「もう今月は勝ち確終了でいいや…」となってしまった。
10月末が2514Ptだったので、3か月トータルで浮きと考えることにする。
あと1トップ(+α)で原点に戻せる!とも思ったのだが、どうにも打つ気になれずだった。
年始におみくじを引いたら『大大吉』だったので、もっと打ってたら良かったのかもしれないが…。

大大吉

この打数で細かい数値をみたところで意味がないので、今月はここまでにする。

打数減少の理由など

まず普通に忙しかったのもあるが、息子の寝る時間が少しずつだけど遅くなってきている。ASAPINみたいに24時過ぎにまだ息子が寝ない、とかはないけど、以前は21時には大体寝ていたのが、最近だと22時近くまで起きていることがある。色々と本などをみても21時までには寝させたいと思っているのだが、思うようにはいかないのが育児…。息子のリズムのためにも、何とか改善していきたいところ。
とまぁ、そんなこんなで息子を寝かしつけて風呂に入ると、23時とかになっている。そうなると玉南など打てて1戦。その1戦でもし万が一ラスなんて引いたら…。
一日仕事と育児を頑張って、ようやく終わって、残ったわずかに自由にできる時間を充てて、最悪の結果でイライラしながら寝る…。はっきり言ってQOLとしては底辺だろう。なので、とてもじゃないが『打つべきではない』という判断になる日が多かった。
ラスっても「楽しかった!」になればいいんだけどね。
なので最近は、1時間くらいあれば3戦くらいは打てるサンマを打っていた
サンマの成績などは機会があれば掲載したいが、今は別にという感じ。
ところで、サンマってこれまでは、玉南を打てないときのイベント消化のためくらいにしか打ってなかったけど、結構面白いなと思った。
何が?というのはまだ別の機会にでも書こうと思うが、一つだけ挙げると、とにかくすぐに終わる。長引いても30分あれば終わる。これが相当大きい。
会社の昼休みでも気楽に打てるし、ちょっとした時間でも打てる。
子供が寝ている間も、基本的には子供が起きたらそこで中断なのだが、玉南よりはその遭遇確率はグッと減る。
結局、玉南は卓のレベルや分散の大きさなどいろいろとストレス要因があるが、自分にとっての最大のストレスは『時間がかなりかかること』だと気づいた。
忙しい中でのせめてもの趣味として再開した麻雀。今後も持続可能なのかどうかが少し険しくなってきている…。
ちょこちょこ打ってる鳳南は同じ4人打ちの東南戦なんだけどそんなに時間かからないんだけどね…。
ということで、今後も玉南攻略を続けていくためには何かしらの対応策を講じる必要がありそう。

牌譜検討 打点と和了率について考える

とある局の立直判断より

今月は打数が打数なので1局だけピックアップ。ただ、この局とても印象に残った曲だったので、あれこれと掘り下げてみた。

げんなりする入り目

上は、南2局3着目と5700点差のラス目、何とかラス目を脱出しておきたい局面、という状況。自分の手は役牌アンコでドラも使えそう、3色も見えるという絶好の1向聴。そこにクソみたいな1sを持ってきて聴牌した場面。
対面のトップ目は早々に仕掛けているが、上家が明らかな萬子のホンイツで3副露、という状況。さて、どうするか。

まず、一向聴の受け入れとしては12345678sの8種28枚。(5枚切れで23枚)相当広い一向聴で、まぁ聴牌はするだろうな、ということろでの1s引きである。この手、自分的には最高が4s引き聴牌で、時点が6s。2358sも全然アリで、1s7sはかなりブルー。7sはドラが出ていくが、3色目が残るのと、1sは既に2枚切れているので4sで和了ることが多く、まだアリ。ある意味1sは最低かもしれない入り目だと思う。

打ってるときは、「この局面でこの手牌をもらって、よりによって1sかよ!2枚切れてんの持ってくんなよ!!」とブチ切れたが、さっさとどうするか選択しないといけない。
自分の選択肢は3つあった。

  1. 白を切って58s立直

  2. 1sツモ切り

  3. 7s切りドラ待ちダマ

それぞれのメリットデメリットをさっと記載しておく。

1.白を切って58s立直

これが最もスタンダードだと思われる。せっかくの白アンコを切るのが切ないが、ドラ1での両面立直。ツモって裏が乗ればマンガンの王道立直だ。
待ちとしても十分和了が見込めるだろう。期待値としては最も高いと思われる。メリットはもちろん立直による一発や裏ドラなどの上ブレによる打点上昇になる。
一方のデメリットは、一発も裏も無く、ロン和了の場合に、2600点となることだ。

2.1sツモ切り

1sでの聴牌拒否のメリットは、より良い4sや2or3sなどの縦引きをして、高打点立直などを目指せる点。
一方のデメリットは、ノーテンになるという点と、入り目によっては振り聴になるという点だ。

3.7s切りドラ待ちダマ

この選択肢のメリットは打点。最低5200が確定しており、ツモればマンガン。ツモもしくは上家や下家からの出和了でもラス目を脱出することができる。南3局を3着以上で迎えられるのは、とても大きなメリットになる。そして、もう一つ。聴牌を知らせないで済むことだ。
一方のデメリットは、和了率の低下になる。58sはとても良い待ちだ。表示牌とは言え残り6枚。すぐに出てもおかしくないし、ツモる可能性もかなり高い。一方で6s単騎はドラでそうやすやすと出る牌ではないし、残り3枚。58sの半分である。和了率は58sよりも大きく低下するだろう。

これらメリットとデメリットを考慮して、自分が選んだのは、
3.7s切りドラ待ちダマ
だった。

選択の理由の記載の前に、結果を載せておこう。
まず、いきなり持ってきたのは8s。最悪中の最悪の裏目である。
58を引いてしまうことはある程度覚悟していた。そのうえでの7s切りだ。しかし、まさかの一発…。視界がぐにゃぁとなった。

いきなり最悪の裏目ツモ

ぐにゃあのまま迎えた次のツモ番。意味不明に6sをツモり2000‐4000の和了。さすがに放心してしまった…。
ぐわーーーッ!!クソッ!!え…??ッ!?って感じ。

次巡、謎の僥倖のツモ和了

地獄⇒天国のジェットコースターで、整理がつかないまま南3局に突入し、そこから先はあまり覚えていないが、ラス目になって焦った下家が親に2連続放銃して飛んでいった…。
やっぱり南3局のラス目のプレッシャーはとても大きいのだ。
結局この半荘を2着で終えることができ、1月の玉南は収めてしまった。

さて、聴牌選択の場面に戻って、自分が考えたことを記載しておく。
まずは、この局のテーマだ。その局毎にテーマを設定することはとても大事だと思うが、自分は局の開始時、そして配牌を見た瞬間にテーマ設定を以下のようにした。
ラス抜けする】
勿論、どんなテーマでも配牌次第なところもあるが、今回の配牌はこう。

三色が見える配牌

配牌で234の三色がくっきり見え、ドラ近辺は無し。役牌対子をどう考えるか。というところ。1面子両面2つの配牌は、かなり好配牌と考え、なんとしてもラス抜けする打点に仕上げようと考えた。
そして、これを瞬時に考えたからこそ、親の第1打白を高速スルーすることができている。これを鳴いていたら高打点はとても見込めないし、変に長考しても止められてしまうかもしれない。

いきなりの分岐点 だがスルーだ

このように局が始まるにあたって、局数や点数状況を確認して、その局自分はどういった結末を迎えたいのかをしっかり考えておくことが大事だと思っている。

次に場の速度だが、あっという間に上家が3副露して明らかな萬子のホンイツ模様。そして聴牌濃厚。一応トイトイも無くはないが、切り出し順的にもホンイツが大本命。一方の自分は白が重なってアンコになりヘッドレスの一向聴。赤5m引きが最高だが、ドラ受けも残す形。かなり早いが、上家には負けていそう。他方、対面や下家はまだ端牌の整理中で遅そう…、といったところ。この時点で、下家か自分のどちらかの和了りになる可能性が高そうと感じれる。

その後、自分はドラを引いて5mを切って冒頭の一向聴になり、対面が6pを仕掛けて東の対子落としをしたところ。
対面は、あわよくばタンヤオでの和了も狙っていそうな雰囲気だ。

さて、ここで再び冒頭の手配へ。

それでは、ラス抜けするというテーマに沿って考えた場合に、ここで何を切って立直はどうするか?だが、真っ先に浮かぶ選択肢1の白切り立直で、ラス抜けはどのくらい見込めるのだろうか?
正直、下家との一騎打ちでも半々くらいで和了れるとは思うが、仮に和了率を50%とした場合でも、その半分の25%くらいは出和了りになるだろう。
その場合1発や裏が無ければ2600の和了となる。これでは、ラス抜けにはならない。また、ツモ和了の場合も、一発や裏が無ければ1000‐2000で、これは一応親を100点まくった3着目にはなれる。2着目とも700点差となりかなり良い和了り。だが、この点差の場合は、南3もしくはオーラスでもう1度和了を目指した手組をする必要がありそう。ラス率は30%は残る。そんなギリギリのラス抜けだ。

正直、2600点の出和了りに自分はこの時全く価値を感じなかった。2600点を和了っても、残り2局でもう一度和了る必要がありそうだし、今回の手以上の手牌が来る可能性の方が低い。勝負どころは、ここ。この手を2600点で終わらせる可能性は排除すべき、そう感じた。そうなるとドラと白は切れない。自分は白を切っての立直は切り捨てた。

では、ツモ切りはどうか。ツモ切っても再度聴牌する可能性はそこそこ高い。しかし、上家は既に3副露。ほぼ聴牌とみて間違いなさそう。そうなると、この局の決着まで残された時間はそう多くはなさそう。そうなると、1段目ならともかく、この時点での聴牌外しは止めた方が良いと考えた。また、14s振り聴となる引きも結構多い。ならば、今の手牌で何とかするべき、と。

つまり、7s切ダマ。ドラ単騎待ちである。

この両面立直をドラ単騎ダマ待ちにする、字面だけ見ると、相当にダメッぽい選択に聞こえるが、実際どうか?
実は、自分は結構出和了も見込めるんじゃないかと想像していた。
まず、上家はダマならほぼ100%切るだろう。何なら立直しても出そう。そして、対面と下家はまず上家に萬子はさすがに切らないと思うので、オリるなら6sは出てもおかしくはない。6sアンコとかならトイトイにも当たらないのでオリる牌としては有効だ。自身のひょっこりツモも有り得るため、この選択肢はひとまずはアリと考えた。
また、ダマのままでの4s引きも有効になる。三色が確定すればドラ待ちにこだわる必要もなく、待ち頃の牌(8pとか)での単騎の待ち換えなどもできるようになる。とても柔軟な選択肢に思えた。

因みに、麻雀AI Mortalの判断はというと…

大差で立直

圧倒的な大差で立直だった。
正直ここまで差がつくとは思っていなかったので、結構驚いた。
そして、あまりに納得がいかなかったため、場合分けをしてざっくりと確率計算をしてみたのがこちら。

ざっくりと計算

自分の試算の結果では、やはり6sダマのラス回避期待値の方が高そうという印象だった。少なくとも大差(で立直優位)ということな無さそう。
ツッコみどころはあると思っていて、①自身が対面に放銃する確率が書いて無い、②そもそも6s単騎での和了率が40%も無いだろう、などである。
しかし、①は結果比較に大きな影響を与えないし、②については仮に30%と見積もったとしても、58s立直よりは、ラス回避の可能性は高くなる見込み。
この試算のポイントは結局58s立直が2600や1000‐2000になる可能性が非常に高く、その場合のラス率が30%以上になってしまうためだ。一方マンガンをツモった場合の次局におけるラス率は、以下のように12%弱となっている。
南2で頑張ることで半荘の期待値を大きく上げているのだ。

マンガンツモの世界線

色々と書いたが、今回の選択に関しては、自分では【アリ】ということにしたいと思う。賛否両論はあると思うし、何か決定的な勘違いをしている可能性もあるが、いったんは結論とした。

とにもかくにも、自分としては『南2局で和了ったのにラスった』というのが嫌だった。勝負所を間違えることはしたくなかったのだ。

立直はとても強力で、最大の壊れ役と言われている。その通りだと思うし、立直で大体正解というのも事実だろう。一方で、立直がもつ分散の大きさ(安手で終わる可能性など)をちゃんと把握して、場面に合った選択をしていきたいし、何よりも【何でも立直!】ではなく、自分の意志を込めて打っていきたいと思っている。

おわりに

さて、今回はたった1局のことを延々と堀下げてみたが、いったい自分は何のためにこの記事を書いてるんだろうか…?備忘録のためではあるが、それにしては書きすぎた。特に広く宣伝するわけでもないこのnoteにこの分量を書くのもいささか不思議だが、まぁ、このくらいの分量はわりと一瞬なので何でもいいか。

それよりも、忙しい中でも今後も打ち続けられるかの方が問題…。
来月もまた何かしら書けるといいな。
それではまた。

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