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IoTとはなんぞや

みなさん、IoTとはご存知ですか?

IoTとは「Internet of Things」と言い、あらゆるモノインターネットに繋がり、通信を行う事です。今では、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、電子レンジ、掃除機、車…などのいろいろなものが繋がっています。

みなさんはそれだけでIoTだと思っていませんか?

IoTの価値はただ、インターネットにモノがつながるだけではないのです。インターネットに繋がった先で取り扱われているものがあります。それは、みなさんが使っている家電製品の使い方、使っている時間など様々なデータを取り扱っています。IoTはこのデータを使って、様々な業種で様々な価値を生み出すことが本来の目的なのです。

しかし、日本でそのデータはそのサービスの開発した会社でしか扱われていないのが現状です。ではなぜこのような状態になっているのでしょうか。

ワケその1

実はデータというものは企業にとってすごく価値が高いもので、みなさんがよく利用していると思われる、SNS、Tポイントカードなど様々な業種で取り扱われています。車も実はデータの宝庫なんです。

でも企業はこのデータを公開しません。

データは企業の競争するための武器です。だから、公開すると競争力が落ちます(データの独り占め)。また、公開したくないデータもあります。(機器の性能だったり、実は公開している数値とは大幅に異なる場合があったり…)

ワケその2

今企業が使用しているシステムは垂直統合型のシステム(特定のアプリでしか使用できないシステム)で、他のシステムとは連携をする設計なっておらず、データを共有する為にはシステムの改修が必要になります。そうなると膨大な費用がかかります。

ワケその3

日本には真のデータアナリスト、データサイエンティストと呼ばれる方は数名しかいないのです。データを分析して、そこから新たな知見を得るというのは大変難しく、このような経験が少ない為、新しい価値を見出すというのは難しいのです。

昨今では同じ業種同士ではトヨタとスズキが資本提携を結ぶなどして、自動運転で新たな価値を見出そうとしています。

しかし、他業種ではどうでしょう。3つのワケによって難しい状況になっています。

私自身、データをもっと横展開して、様々な業種で様々なデータを流動的に扱うことによってもっともっと便利なサービス、今まで考えられなかったようなサービスを展開してほしいと思います。

IoTの本来の目的をみなさんはお分かりいただけたでしょうか。結構間違えて捉えられてる方が多いと思います。これを機にもう少し考えていただけたらと思います。

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