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デザインのルール設計

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デザイン原則、デザインシステム、ガイドラインの考え方や運用について理解を深めるためのまとめ
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#UI

クラシルのWebチームでデザインシステムを少しずつ構築していっている話

delyのWebチームでプロダクトデザイナーをやってるkassyです。 現在、Webチームではデザインシステムを少しずつ導入しています。今日はその取り組みについてご紹介したいと思います。 今回の作業を行ったチームのメンバー構成 デザイナー × 1 フロントエンドエンジニア × 2 フロント兼サーバーサイドエンジニア × 1 デザインシステムとはなにか とはいえデザインシステムと言われてもなんのこっちゃな方もいると思うので、カンタンに説明します。 ざっくりいうとデザイナ

デザインレビューの目的とガイドラインの役割について

私が事業部長を務めるサービスデザイン事業部のCXデザイングループではデザインの横断的な品質チェック、またデザインの共創を目的としたデザインレビューの取り組みを進めています。今回はデザインレビューを実施するにあたり見えてきた課題とその先について述べたいと思います。 1. デザインレビュー導入に至る背景今までレビューが皆無だったわけではなく、グループ内で相談をしたり、1on1で上長に相談することで、第三者の意見をうまく取り入れてきました。しかし、メンバー増加に伴うレビュー負荷を

もう散らかさない!チームでFigmaの色管理

この記事は「フルリモートデザインチーム Goodpatch Anywhere Advent Calendar 2020」の10日目の記事です。 フリーランス&Goodpatch Anywhereで、グラフィックやUIデザインなど見た目周りを専門にデザインしているハマダナヲミと申します。文字とビールが好きです。 複数人でデザイン作業をする際、課題になってくるのは色のルールや管理方法ではないでしょうか。Goodpatch Anywhereでは最小2人、最大4人を超えるUIデザ

デザインシステムをアジャイルで。タイポグラフィックマトリックスをデジタルの世界に

以前、「 デザインシステムをアジャイルで構築する方法 」という記事を初めてのnoteで書いたのですが、アジャイルで進めた為、また少し具体的に詰めた部分を今回はタイポグラフィ編でお送りします。  ―  課題のおさらいデザインシステムという言葉が出てくる前からデザインガイドラインと言うものが存在していましたね。 私はあれを名前の通り、ブランド保持のための方法をガイドとして載せているものと解釈していて、質の良いものは分かりやすいが、基本的には、 社外へのブランドリソース提供の為に