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男性看護師の人間関係 師長編その3

前回までは、頼りにしていたベテラン看護師が病気で亡くなった事。
その後、新たに常勤看護師と雇った方の本性が徐々に見え始め、被害者が一人出てしまったところまで紹介しました。その続きです。

新たに常勤看護師として雇ったA氏が来てから2年が経過しました。

A氏の働き方として、

  • 誰でもできるような簡単な仕事は率先してする

  • 力や体力を使わないような仕事は率先してする

  • ギプスカットなど力のいる仕事は周りにさせる

  • 面倒くさい仕事は他のスタッフにさせるように行動する

  • 新しい事を勉強しない

他の看護師は、大人の対応をしているので、A氏の働き方はわかっているがそんなことに関わっていられないので自分のすべき仕事として行動してくれています。
これが、A氏を勘違いさせている原因の一つでもありますが、他のスタッフが何も言わないなら私もわざわざ注意はできません。

(基本的に、常勤看護師が2名なので、午前と午後の勤務に常勤がそれぞれいるようにシフトを組んでいるので、私とA氏が同じ勤務になる事は少ないです。)

今思うと承認欲求の超強い方だったのかなと。

そんな時、リハビリ助手スタッフとして入職を希望してきた男性がいました。
30歳代と若くやる気もあったとの事で雇う事になりました。
仕事も順調に覚えて、他のスタッフとの関係も良好な状況でした。

そんな時、その男性スタッフが将来的に常勤として働きたいと院長に相談していたそうです。
リハビリ助手スタッフはパートだけなので常勤スタッフとしての募集がそもそもありませんでした。
院長はその男性スタッフのために何か常勤として働けるような方法がないか考えていました。
当時、他の部署の募集もしていたこともあり、リハビリ助手と他の部署の仕事も兼務をすることで常勤として働いてもらう事になりました。

その部署の仕事内容も覚えも良く、スムーズに兼務ができると思っていましたが、落とし穴がありました。

A氏やB氏は男性スタッフが兼務する部署の職員と仲が良く、その部署の一角のスペースによく出入りをしていました。
(B氏とは、私が入職した時の常勤看護師で、私にとって非協力的で、噂話や陰口が多く、当院の看護師で一番の古株です)

そのスペースでは人の悪口や陰口を言い合う場所になっていました。

全職員がそこのスペースに顔を出すことはありますが、長居をして話をするようなことはしません。

男性スタッフは、仕事は嫌じゃないがそのスペースで話をするA氏やB氏、その部署のスタッフ間で話される悪口、陰口が耳に入るので精神的にそこでの仕事はしたくないと院長に相談しました。
結局、男性スタッフはそこでの仕事はなしとなり、別な部署とリハビリ助手の兼務で常勤として働けるようになりました。

そして私にA氏やB氏がそのスペースに行ってよく話をしている事を知っているのか確認されました。

  • 私は知っている

  • 他のパートの看護師全員が知っている

  • 外来中にも行っている

  • その事もみんな知っている

と伝えました。
院長からみんな何でその事を皆は何も言わないのかと質問されました。

まず、何を話しているか内容は知らない。
注意しても仕事の話と言われたら何も言えない。
そんな事より自分が対応している患者さんに時間を使いたいので気にしてられない。

実情を知った院長は、A氏とB氏にそこへ行くことを禁止するように伝えていました。

その半年後、A氏は退職します。
続きは次回に。


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