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WIPO生成AI特許ランドスケープレポート 公表(7月3日)

世界知的所有権機関(WIPO)は、7月3日、2014年から2023年の特許出願を統計分析し、生成AI特許ランドスケープレポート(WIPO Patent Landscape Report on Generative AI)を公表した。主な分析結果を以下のようにまとめている。

・2014年から2023年末までに特許発明54,000件が出願され、技術文献75,000件以上が出版された。

・成長は急速で、ディープラーニング2017 年に導入後特許数は 8 倍に増加した。
・2023年だけでも、特許の 25% 以上が公開され、論文の 45% 以上が公開された。
・生成AIの特許は、AI特許全体のわずか6%を占めるにすぎない。
・生成AI特許出願上位10社は、Tencent(2,074件)、Ping An Insurance(1,564件)、Baidu(1,234件)、Chinese Academy of Sciences(607)、IBM(601)、Alibaba Group(571)、Samsung Electronics(468)、Alphabet(443)、ByteDance(418)、Microsoft(377)。

・発明者の所在地上位5位は、中国(38,210件)、アメリカ(6,276件)、韓国(4,155件)、日本(3,409件)、インド(1,350件)。
・生成AI特許出願分野上位は、画像とビデオデータ (17,996件) で、文章 (13,494件)、音声/音楽 (13,480件)で、分子・遺伝子・タンパク質ベースのデータを使用するGenAI特許出願が急増しており (2014 年以降 1,494 件)、過去5年の年間平均成長率は 78% 。
・生成AI特許は、ライフサイエンス (5,346件)、文書管理と出版(4,976 件)、その他、ビジネス ソリューションなど各分野に多岐の分野にわたる。

参照サイト:https://www.wipo.int/web-publications/patent-landscape-report-generative-artificial-intelligence-genai/en/key-findings-and-insights.html

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