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個人経済圏は今後も広がっていくのか?UUUMとBASEの業績から考察

こんばんは。

最近コロナの影響でリモート化が本格化しましたが、
ところどころ、リモートで全然影響がない方もいるようです。

そこで、よく上がる声は

「会社っていらなくない?」

というものです。

たしかに、
連絡は社内SNSで済むし、商談は会議ツールを使えば事足ります。

ただやはり会社にいるメリットは、
・色んな人の考え方、スキルが盗めること
・安定した収入があること

上記かなと思います。

・教える側であり、会社で学ぶことがなくなった。
・会社の看板がなくとも自分で仕事をとれる。

このような実力がついている場合には、
容易に会社を離れられる時代なのだとも思います。

ただ本当にそういう市場って広がっているのか?
という疑問があったので、
個人が活躍するユーチューバーの事務所の筆頭UUUMと、
SMB・個人事業主向けBASEの分析をしながら今後の見解を書ければなと思います。

まだまだ若輩者ですが、参考までにご覧ください!

UUUMの収益源は何?

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上記はUUUMの2020年5月期第三四半期の決算資料の引用です。

ここで自分が驚いたことをまとめると

❶売上構成割合で最も大きいのがクリエイターサポート
(グッズ・イベント・音楽)
❷アドセンス(YouTube)が少ない
❸タイアップ案件はそこまで伸びていない

私が無知なだけかもしれませんが、UUUMの売上の約58%はクリエイターサポートというのは驚きでした。
一概に動画視聴回数が増えれば収益が増える訳ではないようです。

結局は、ファンを多くつけ、そのファンへの物販が主な収益源となるようです。

では、今後UUUMはどのような成長戦略を描いているのでしょうか?

 UUUMの今後は?

個人の活躍を支援するプロモーター的な役割へ

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UUUMは現在YouTuberの事務所のイメージがありますが、
今後は、instagramや、noteなど様々な媒体を活用したクリエイターへ領域を広げていくことを目指しているようです。

個人向けのマーケティング会社のように進化していきそうですね。とても面白い戦略のように思います。

実際UUUMは流通チャネルの発達によって、
個人がファンを獲得し、発信していく時代が来ると考えているようです。

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会社の力に頼ることなく、個人がより活躍する時代になっていくと予想されます。

逆に発信力をもたず、企業に依存する場合は今後とても大変になりそうですね。。。

とはいえ、現在の個人経済圏への動きはどうなっているのでしょうか?ここからBASEという会社の売上に着目しながら考察します。

個人経済圏は実際に伸びていくのか?

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BASEは個人事業者向けのECサイトのプラットフォームです。
強みは

初期導入コストがかからない。
決済システムがサービスの中に内蔵されている。

上記です。

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上記のように、運営人数は1~4人の会社が98%を占めており、
個人が73%と非常にスモールビジネスの会社が出店を多くしております。

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しかも、コロナの影響も相まって、4~5月の新規ショップ開設数は倍増しています。

コロナによって個人事業主への影響も大きかったことが分かります。

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BASEの流通総額は、コロナの影響をそこまで織り込んでいないので、この時期にECサイトを設立した個人の出来によって大きく上振れる可能性があるのではないでしょうか。

今後の個人が活躍するまでの障壁

❶どう商材を発信するか?

上記に尽きると思います。
個人で商品を発信したいとのことで、よくSEOに関する相談を受けることがありますが、正直申し上げると、その段階でSEOを強化したところで売上にはつながりません(泣)

ECで店舗を出店る前には、

・広告に費用をかけられる資金力
・販路を確保するための知名度


上記2点が必要になります。
ただ待ってるだけではお客様は商品を買ってくれません。

❷結局実績は必要になる。

結局は個人で営業しようとも何かしらの
実績は必要です。
個人の時代だからといって、無理に独立せず、
企業に属しながら自分自身のプレゼンスや人脈力を高めていく方法の方が理想だと思います。

やはり色々な方の考えやスキルを盗めるのは会社に属する特権です。

個人で活躍できる環境は整っていますが、それに伴う実績を身につけなければ、、、、ですね!

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