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【casestudy③】メドレーのCLINICS

こんばんは。

皆さんちゃんと自粛されてますか?

私は、焼酎と赤ワイン、金麦を買い込み完全自宅待機です(笑)

今回は医療機関向けプラットフォーム「CLINICS」のCase studyです。

コロナによる病院での集団感染が問題に

現在コロナの影響で、医療機関のクラスター化が問題になっています。

「病院がクラスター化」各地で院内感染…東京の新規感染の半数が中野区の病院

何かしら病気の疑いがある人が集まる場で、コロナが広がっているというのはまさに本末転倒ですね。患者さんだけでなく、看護師、お医者さん等医療従事者の方に感染が広がっていることも問題です。

二次感染リスク対策としてオンライン診療が解禁に

初診からオンライン診療、週明けから開始

厚生労働省は10日、新型コロナウイルスの院内感染を防ぐため、初診患者へのオンラインや電話での診療が週明けの13日に始まると発表した。新型コロナが収まるまでの期間限定で、医療機関の受診歴の有無にかかわらず認める。処方薬も薬局の薬剤師からインターネットや電話で服薬指導を受けたうえ、配送で受け取れるようになる。

上記のように4月13日からオンライン診療が初診で可能になりました。

今後集客手段の一つとして「オンライン診療」がカギになるのでは

従来では、オンライン診療は受診歴がある方に限定されたものになっていました。

受診歴がある場合には、一度病院に訪れてから、2回目以降オンライン診療を行う流れだったので、どちらかというとリピート施策の一つというだったかと思います。

一方で今後は、期間限定とはいえ、初診でのオンライン診療が可能になったため、患者が病院を選ぶ基準としてオンライン診療が含まれる可能性は高いです。

メドレーが運営する医療機関向けプラットフォーム「CLINICS」

前振りが長くなりましたがここからが本題です。

今回は私はこの流れから「CINICS」を運営するメドレーが一気に台頭するのではないかと踏んでいます。

CLINICSとは、医療機関の診療におけるカルテの電子化や顧客管理、患者のweb予約等を一貫して行うことができる医療機関向けプラットフォームです。

そこで、マーケティングに関して、分析してみました。

・PEST分析

キャプチャ②

・クラウド型医療システムの市場規模

キャプチャ④

出所:株式会社メドレー『2019年12月期 通期決算説明資料』より

・コロナによるオンライン化

・医療システム市場のクラウド市場の成長

この2つので業界シェアをとれば大きなポテンシャルのある市場です。

より具体的に落としていきます。

・3C分析

キャプチャ①

このビジネスモデルの場合2通りのアプローチがあります。

①医療機関向け

②患者向け

①に関しては、サービスのメインの使用者になりますが、

②に関しては、今後注力すべき部分になるかと思います。

①でサービスを活用する医療機関を増やし、②は、集客として患者を登録者を増やす。または、初診で来た患者にサービスを登録してもらう。最初は⓵の方が優先順位としては高くします。

■メドレーの強みは販路の確保

上の図を見て思った部分に関して、競合は確かにいますが、

オンラインサービスをしていて、ポータルサイトを運営している会社は他にいませんでした。

新規営業の壁→やはり顧客と会うこと

これが一番難しい。

メドレーの場合ジョブメドレーという医療機関向け求人サイトを運営しているため、大きなアドバンテージとなり、販路が広げやすい土壌が整っています。今後大きな強みになるはずです。

・4P分析

キャプチャ③

メドレーは最近かなり、ニュースや番組に取り上げられており、

オンライン診療という言葉も広く浸透してきてます。

■CLINICSのweb集客施策について

web集客で一番に思いつくのは、

①SNS(facebook,instagram,Twitter)

②リスティング広告(検索連動型広告)

この2つかと思います。

まずはどちらに優先順位をつけるのか検証します。

・SNSの場合

▼Instaのハッシュタグ

インスタオンライン診療

上記のようにインスタで、ハッシュタグが付いているのは、1808件

Twitterに関してはハッシュタグの計測方法が分からず(わかる方教えてください)ですが、かなり投稿が多かったです。

・リスティングの場合

Kpオンライン診療

月の検索ボリュームは5400。インスタよりは多いですし、気になったのは、

PCとモバイルの割合が50%であること。一般的にモバイルの方が割合としては多いことがほとんどです。モバイルの場合、テレビみた一般の人が検索をしていそうな印象で、

PCは医療機関の人が仕事中に調べたのかもと仮説します。

インスタは拡散性も低いですし、今ホットなうちにリードを獲得しておきたいので、

①リスティング

②SEO(自然検索)

③Twitter

④instagram

上記のような優先順位です。

■リスティングの単価は適切か

さて、リスティングの場合価格妥当性はあるのか検証しました。

▼「オンライン診療」で出稿した場合のコンバージョンシミュレーション

キーワードプランナー

平均コンバージョン単価は2400円

これは1件の問い合わせ獲得にかかる費用です。

ここから妥当性を確認するのに、おおよその

サービスの単価、受注率、商談化率、アポ率、CV率を仮定しながら算出します。

・CLINICSの客単価について

調べたところによると、サービス料金は

月額5万円の5年契約が基本契約になるようです。

※初期費用もあるようですが、今回は除きます。また、平均継続年数を5年で仮定します。

客単価

=5万×12か月×5年

=300万

1契約で300万売上がたちます。

ここで、商談からの受注率を30%・CVからの商談化率を10%と仮定すると

300万(客単価)×30%(受注率)×10%(商談化率)

=9万

CVからの商談化率をかなり甘く設定していますが、

もう少し、コンバージョン平均単価を上げてもよさそうなので、

僕ならもっとリスティングにお金を投下しますね。

長期的にCVを増やすなら、今後はオンライン診療にまつわる様々なキーワードで検索が増えることが見込めるので、SEO対策も行いたいところですね。(本業なのでちょっと贔屓してますが笑)


今後医療業界のDX化に注目です。

メドレーの株買おうかな。。。。。。

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