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また更新しただけ

またしてしまった

アパート2度目の更新。


いつも朧げな記憶を頼りに怪しげな、
ザ・不動産屋という古い建物にたどり着く

向かいの飲み屋はお気に入りだが、
夜にしかいかないので不動産屋の存在を忘れている


実家みたいなドアを横にスライドすると
受付には不機嫌そうなオバハンがいる

更新に来ましたというと、
受付のオバハンの奥にいるなんとなくマッドアイみのある優しげなおじいちゃんが出てくる

2年前と全く同じ流れだ


同じ書類に2枚分
住所や名前を書いて判子を押す

やっと1枚書き終わったら、
こちらにも同様にお願いしますと言われる仕掛け


最初に契約した時は学生だったと思いますが、
まだ学生さんですか?

と聞かれて、いや、働いていますと言える喜び


前回も思ったが、書類に記入している間に何人かの出入りがあって、
その中でも職員さんっぽい男性の電話の会話が聞こえてきて、
そのリアルなやり取りがウシジマを思い出す雰囲気を纏っていて少しこわい


建物の見た目もそうだが、
こぢんまりとした一室に漂う空気も
良くいえばノスタルジックなもので
怪しげなその佇まいを
わたしはなんとなくすきで親近感を持っている


2度も更新した我がアパートそのものだ


かく言いつつ、そろそろ引越しなどしてみたい気分になってきた

なにか大きな理由なしには重い腰が上がらないわけだが、なんとなく、断捨離をしてみたい気分


環七沿いには愛ある人たちがいて
愛ある店も離れがたい

皆さんどうやって引っ越しを決意されるんですか?

もう少し気持ちに余裕が出るまでは
ここでこぢんまりとした生活を送る予定

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