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4月19日

朝、p注射を打ちに行き、そのまま訪問朗読へ。今読んでいる「歴史の鑑定人」もやっと折り返し。今日はスーザン・B・アンソニーを知る。アメリカで奴隷制反対運動、婦人参政権運動に力を尽くした活動家。史料文書の鑑定家という、あまり興味がもてない分野だったが、読んでみれば面白いところもある。

tさんに姪の中学受験について相談するでもなく相談。しかしわかってはいたがtさんの娘はハーバード卒の天才肌。ぜんぜん参考にならなかった!40年近く昔の話。学校も生徒をハーバードに送り込んだ経験がなく、すべて彼女が自力で大学に問い合わせ、在学中に計画的に幾つもの試験をパスし、現役合格したつわものだ。
帰りにお手製の帆立のムースをいただく。ひさびさの晴れ間を逃すまじと、洗濯2回。

出勤するとaさんがご機嫌。帰るなり、ま新しいエプロン、ビニール製のカバンを見せてくれる。ピンク色のパーカーに白いパンツと白いエプロン。淡水パールのネックレス、イヤリング、指輪、ブレスレットの色は白黒で揃えてある。髪留めピン、ヘアゴムまですべてパール。先日作業所でベストドレッサー賞をもらってきたが、どの程度本気の評価なのか気になる。aさんは本当におしゃれなのだから、生半可な賞では不足だ。
しばらく楽しく会話して、大好きな小栗旬の写真集を見せてもらい、いつものように私が切り抜いてコラージュをつくる。aさんは紙類は破るこだわりがあり、小栗旬写真集もすべて一枚ずつ切り離されている。切り抜きが終わりそうにないので「持って帰ってやっていい?」と聞くとウンと頷くので、袋にまとめて持ち去り、料理の続きに戻る。ふと見るとaさんがものすごく悲しい顔をしているので驚き、どうした!?と問うと「わたしの仕事がなくなっちゃう」と泣いている。一瞬、訳がわからなかったが、私が持ち帰ってはいっしょに作業できないということか!!とわかり、ゴメンゴメンと謝って、切り抜きの入った袋をaさんに手渡す。「明日いっしょにやろうね!」というと笑顔になった。とても繊細で、わかりにくい。

aさんがご機嫌から急転直下、この世の終わりの悲しみのどん底みたいな感情になったのに引っ張られる感じで帰宅。気もそぞろでタイムカードも2分早く押してしまった。わたしも似たようなもんだなあと思いながら、とりあえずもらった帆立のムースをクラッカーにつけて食べる。
はずみをつけて夕飯の支度。焼いたかぶ、そら豆、塩焼きした海老、はっさくなどでサラダ。淡い緑と黄色がきれいで、春の味がして、食べたら単純に元気を取り戻した。

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