ディミニッシュおばあちゃん
沖縄に行った時に、おばあちゃんが一人でやっている居酒屋に入りました。
メニューを見ても、沖縄の方言が書いてあり、当時の僕にはどんな食べ物かわからず、、でもまぁ良いか、とフィーリングでいくつかオーダー
たしか、ゴーヤが入った炒め物と、あとご飯ものだったと思うのですが、調理場で一人作るおばあちゃんの手さばきが素晴らしくて、
色んな種類の調味料を慣れた感じで全部目分量で入れて、お野菜とかお肉とかも見たかんじ、適当に(失礼だ)ぱぱっと料理ができていきます。
この適当に見える感じが、ジャズミュージシャンのアドリブプレイみたいでカッコよい笑
そうこうするうちにお料理がきました。
食べてみると、その味付けが絶妙。ちょうど僕が泡盛を頼んでいたので、それに合わせた感じにしてくれてたのかな、、と思ったり。
すごいな、これって絶対毎回味の感じも違うんだろうな~。
まさにその場でしか味わえないお料理。ライブのようです
もう15年くらい前のことだけど美味しいお酒とお料理を頂いて幸せいっぱいだったのを覚えています。
昨日レコーディングをしていた時に、ふとこの事を思い出しました。
それはディミニッシュというコードを弾いていた時です。
このディミニッシュというコードはとっても不思議な音で、単体で弾くと何とも不気味な。。不安な。。音を奏でます(火曜サスペンスのあの音みたいになる)
で、また押さえているときの指の形もジグザグな感じでいかにも怪しい~サウンドを奏でそうな形なんですよ笑
ただ、コードとコードの間に入ると、美しい響きにもなるし、ジャジーなサウンドにも変身したり、サウンドを魅力的にするスパイスと大変身します!
前述のお話の調味料は音楽でいうところのディミニッシュだなぁと感じるわけです。
使いすぎてもだめだし、かといって全くないのも味気ない。ディミニッシュは調味料と同じく奥が深いです。
またあの沖縄のお店に行って、おばあちゃんの料理を食べたいなぁ。もしかしたら何か気づきがあるかもしれない。
ただ、そのお店がどこにあったか、なんて名前だったかすっかり忘れてしまった。
ともあれあのおばあちゃんのように僕も絶妙な音楽を作りたいなと思う今日この頃です。
KYAS
7月20日までのライブ情報です!
愛媛 岡山 高知 愛知 をウクレレ片手に駆け回ります!
新曲もどんどんやります。
皆様のご来場お待ちしております♪