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生まれ変わったら猫になりたい


今日、涼しさを求めて、家の廊下でゴロンとしてみたら、思いのほか心地よくてびっくりした。

少し遠くに家族の声や気配がする。
安心して、ほわっとする。

『あぁ、私って本当は小さい頃から
  この距離感が一番居心地が良くて
 安心する人だったなぁー』

と、思い出した。
学生時代も、屋上に1人佇むのが好きだった。
屋上で好きな本を読む。
下の人の気配を感じながら、
まったり過ごす。
星を見上げる。
でも、人の輪に入ると疲れちゃう。

近ず離れずがいい。


なんか、猫みたいだなぁ。

『そうだ。
  もし、次に生まれ変わったら、
  昭和の猫に生まれたいな。』

なぁんて、本気で思った。


最近、いや以前からそうだったのだが、
私は、人づきあいがあまり上手ではない。

わりと仲良くなるのは早い、
が、なんだが、日が経つにつれ、
距離感が分からなくなってしまう。

時に、親しくなり過ぎてしまい、
時に、下に見られ、
時に、私が疲れてしまう。

知り合いは、人づきあいが上手だと、
八方美人な人が良い人間だと
そう思っているようだが、

付き合いが長い人は、
私が性格が不器用で、
人づきあいが苦手だと知っている。

けっこう面倒な人間だと、
自分は自分を分析している。

いつまでも慣れない人づきあい。
話し方のスペックは上がっているのに、
いつもちょっと相手に合わせ過ぎちゃう
本当は、ただいて欲しいだけ
側にいて欲しいだけと
なかなか言えなかった。

別れが辛くなってしまうから。


寂しがり屋の私は、
猫に憧れている。


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