kyary/キャリー

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kyary/キャリー

読書好きのインドア人間。 本だらけの部屋で暮らしたい。 主に読書感想を書きつつ、引きこもり生活のあれこれについても不定期に発信。 楽天Roomもやってます。 https://room.rakuten.co.jp/ryppf0/items

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  • 読書記録

    読んだ本の感想を書きます。 小説中心。

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チューイングキャンディとチューインガム「エルマーのぼうけん」

 9歳の少年エルマーがどうぶつ島に囚われたりゅうを助けるためにリュックサックに詰め込む道具と、冒険の舞台となるみかん島とどうぶつ島の地図。  子供心をくすぐる要素満点の「エルマーのぼうけん」シリーズは、ニューヨーク生まれの作家ルース・スタイルス・ガネットによって1948年に出版された。日本では昨年日本語版刊行60周年を迎え、今なお世界中で愛され続けている児童文学の傑作だ。  助けたのら猫からかわいそうなりゅうの子の話を聞いたエルマー少年は、リュックに荷物を詰め、りゅうを助け

    • 労働はクソ「この世にたやすい仕事はない」

      ※タイトルはkyaryの心の声なので記事の内容とあまり関係がありません。  昨年noteを開設して記事を上げてから随分と時間が空いた。  この間、労働がクソだったり、冬が来て活動するのが億劫になったり、色々とあったりしたのだが、気がつけばまた読書に最適な季節がやってきている。(意訳:サボってました)  そんなわけで、ぼちぼち読書記録を再開していこうかなと思う。  今回読んだのは津村記久子さん「この世にたやすい仕事はない」。  芥川賞作家の作者が日経電子版で連載していた本

      • 図書室と「十五少年漂流記」

         こんにちは、kyaryです。  夏休みももう終わろうとしていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 まあ、社会人にはそんなものないのだが。  毎年この時期になると読書感想文何書いたっけなと記憶を遡る。小学校で図書委員をしていた時はよく本棚の間でしゃがみ込んで本を漁っていたものだが、最近はそんなことをする機会もなく少し寂しく思ったりもする。  さて、そんな小学生の時分にとても好きだった本を思い出したので今回久々に読んでみることにした。 タイトルの通り、ジュール・ヴェルヌの

        • 「変な家」というエンタメ小説

          ついこの間、雨穴さんデビュー作の「変な家」を読んだ。 雨穴さんは存じていなかったのだが、Youtubeなどでは人気の方だそう。 話題にもなっていることで、読書リハビリとして今回手に取ることにした。 ということで以下簡単な感想。 ※ネタバレは極力避けているので、気になる人はぜひ実際に読んでみてほしい。 オカルト専門のフリーライターとして活動している主人公が、知人から購入を検討している家の間取りについて相談を受けたところから話はスタートする。  あたかもノンフィクションであ

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