無料体験を顧客につなげられない。

2020/04/23 曇りとか 

オンラインの壁

やっぱり、オフラインの塾に比べると、オンラインの塾は、なかなか新規がぱっと決まらない。無料体験を30分やって、「面白い!分かりやすい!」ってなって、お願いします!ってなっても、では、今後は週2回15分の面談と解説動画でやっていきます、と伝えた途端、「え…」という反応が返ってくる。

まあ、気持ちは分かる。たった15分を2回…?!みじかっ!!なんじゃそりゃ!ってなるんだと思う。

お母様、勉強は対面で接した時間とは比例しないんです。むしろ、自宅学習の時間と比例するんです。だから、対面時間が短くなっても成績に悪影響はありません。

そう言っても、納得はされないだろう。親は、結果に対してお金を払っているようで、実は、塾に預けている時間に対してお金を払っているのだと思う。

つまり、結果も大事だが、塾に行って勉強しているという事実が欲しいのだ。その事実がなければ、塾に通わせなくてもいいと、思ってしまうのだと思う。実際そうではないにしても。

じゃあ、オンラインで授業をする?

いや、別にそれもライブである必要がない。俺が撮り溜めた解説動画を見ればいい。そう考えると、各生徒に作った専用の解説動画の方が絶対に価値がある。

しかし、それをいくら強調しても、オンライン自体に馴染みのない親であれば、価値を感じにくい。動画…?オンライン家庭教師なら分かるけど…ってなるんだと思う。

オンライン家庭教師に切り替えてもいいんだけど、そしたら値段は上がる。

子どもの成績という観点で見れば、今の体制はかなり完成度は高い。子どもが嘘ついてサボらない限り、ほぼ確実に点は伸びる体制だ。

じゃあ、足りてないのは?伝え方?伝えるポイント?値段とサービス内容のバランス?

分かんねー…

オンラインはオフラインよりも劣ると思うのか。

対面の時間が長くないと価値を感じないのか。

オフラインと同じ値段なのが良くないのか?

何にせよ、今のままでは「塾利用させてください!!」と行列になることはない。分かりやすく、結果が出ると分かっていても。値段を安くする?いや、それはできない。オンラインはオフラインに劣ると宣言することになる。

何を打出せば魅力が伝わるのか。

ネーミング?

プチ家庭教師とか。塾じゃなくて、家庭教師の廉価版的な。

塾という名前が作るイメージと、サービス体制に齟齬があるのか?

塾の延長線で考えてるから上手くいかないのか?

親と子どもの気持ちの変化で、引っかかっているところを、すっと解して、気持ちよくサービスを利用できるようにしたい。

俺も、価値がないとか、使いにくいとか思われるのは嫌だし、お客さんが損した気分になるのも絶対に嫌だ。

そのためには、全く違う発想をする必要があるし、それは5月までに打ち出す必要がある。途中からやっても親は困るしね。

正念場だなぁ…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?