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人生ゲーム

輪廻転生という言葉がある
生き方が不器用な人も多い
それはなぜか?
いろいろな要因のせいにしたい
そんな気持ちはわかる
だが理由はそんなところではない

今回の人生において
それは人間1回目だから
なかなか上手くいかない
それが真相なのである。

そう人生とはゲームだ。
それはマルチエンディング形式で
いくつもの選択肢から最適な選択肢を選び
ハッピーエンドに向かっていく。

だが、なかなか人生が一周目だと
良い選択肢が出てこないのである

例えば小学生に上がる時
俺は幼稚園の仲間とは
違う小学校に行くことになった。
友達ができるか不安な状況で
話しかけてくれた子がいた。

「いや~きゃらを君かい?
 友達にならないか?」

そこで俺に出てくる選択肢があった

A「なんだこいつ」

なんだこいつってなんだ!!
折角好意をもってくれて
友達になろうとしてくれているのに
その選択肢はないんじゃないか

仕方がないので「なんだこいつ」を選択する
選択とはいわないだろう。1択だからな。
彼には冷たい目を向けられて
彼は去って行った

小学6年間で常に彼は俺を嫌っていた
寂しそうにしている人に
話しかけてくれる子だ
人気があり、人気者に嫌われたんだ。
当然、小学校時代では
浮いた生活を送ることになってしまった。

全く友達ができなかった俺は
協調性がないまま
勉強くらいは頑張らないと
自分の人生設計がうまくいかない
そんな時に選択肢がでてくる。

「ぼーっとしている」
ぼーっとしているってなんだ!

せめて勉強くらいはさせてくれ
どうすることもこれではできない
人間関係はまるでダメだけど
勉強さえできれば、将来性はまだある
一芸に秀でれば食べていく事もできただろう
偏屈的な科学者路線でいけるかもしれない
しかし、そんな夢も捨てざるを得ない
それが「ぼーとしている」という選択肢

勉強のできる子ではないまま
中学に上がるのだが
基本的には嫌われているし
実際俺には度胸もないし仲間もいない。

せめて目をつけられないように
ひっそり中学ライフを送りたい。
そんな時に出てくる選択肢
ここで漸く選択肢は2択になる

A「リーゼントにする」
B「ボンタンを履く」


どっちにしても目立つ~~~~~!!
絶対目をつけられるやつだ

リーゼントはセットが面倒そうだから
ボンタンを履くことにする

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