見出し画像

スマホで遊べる!雰囲気ゲーのススメ

こんにちは。
スマホをいじるだけで過ぎてゆく夜があまりにも不毛なので、なにか形に残してやろうと思って突発的にnoteを開設しました。してみました。

わたし、最近気づいたけどこまごました趣味がたくさんあるんです。
それらは確かにこまごましているけど、わたしはそれらを全身全霊・全力で好きなんです!
…といってもやっぱりこまごましているので、ひっそりここで愛を供養してみようと思います。

というわけで今日は「スマホで遊べる雰囲気ゲー」を紹介します。


雰囲気ゲーってなんだ?

明確な定義はわかりません。
ニコニコ大百科パイセンはこう言っておられますが↓

私の思う雰囲気ゲーは、以下条件のどれかを満たしている気がします。

①起動すると「Use headphones for the best experience」的な注意書きが流れる
②「○○(ゲームの名前) 考察」でググるとたくさん個人の考察が出てくる
③ただ画面を眺めているだけで引き込まれるような魅力がある

①は、音質まできちんとこだわって作ってますよ、という自信の表れですね。
この注意書きがあるゲームは音質だけでなく、ストーリーからアートワーク、小さな仕掛けに至るまでひとつひとつの要素にこだわって作られていることが多いように感じます。

②は、私が人から「どんなゲームが好きなの?」と聞かれたらいつも答えるようにしている条件です。どうです、分かりやすいでしょう。
キャラクターのセリフや行動に隠された意図がある、なんとなくほの暗い…ゲームに限らず、そんなコンテンツが好きな人はきっと楽しめるでしょう。

③は…私が紹介するゲームをひとつでもプレイすれば、分かってもらえることと思います。
とにかくメタ的視点を排除して、自分がその世界に入り込んでいるかのような気持ちになれるゲームばかりなんです。
スマホなんて超超現代的なツールを手にしているにも関わらず、大自然の中を冒険しているような、あるいは部屋で誰かにこっそり手紙を書いているような…初めて見るけれどどこか懐かしい、そんな体験ができるゲームを今日は6つご紹介します。
(iPhone準拠になっております、ご了承ください)


GRIS

色彩美しすぎる度 ★★★★★
考察捗る度 ★★★★★
スマホゲーにしてはちょっと高いな、、と思いつつ、キャプチャの綺麗さに惹かれて購入。買ってよかった、大正解です。
声を失った少女「Gris」が、モノクロの世界を冒険してさまざまな能力を手に入れる。
そして、世界にひとつずつ色を取り戻していく。

実はGrisが冒険している世界は、彼女の内面世界なんだそう。それを知ると、世界で起こることすべてに深い意味があるように思えてきます。
パズルゲームとしてはほどよい難易度&容量、かつ収集要素もあって意外と奥が深いので高めの値段設定にも納得です。


マジョのシマ

ホラー度 ★★★★★
難易度 ★★★★★
今日紹介する中でも、最も暗い雰囲気かつ難易度の高いゲーム。

夢に突然現れた魔女から主人公が死の宣告を受けて、物語が始まります。
と、書いてしまえばありがちなストーリーです。でも魔女の呪いに怯える住人が暮らす村、夜明けまでの限られた時間で行動しなければならないスリルはさながら肝試しのよう。
わたしは夜にプレイしないよう気を付けていました。結構怖いので!!!
終始薄気味悪い雰囲気ですが、意外なラストシーンをぜひ見届けてほしいです。


Shadowmatic 

時間泥棒度 ★★★★★
癒される度 ★★★★★
このゲームは簡単に言ってしまえば「影絵遊び」です。
何かに見えそうで見えない物体を指で突っつき回していると、光の中にはっきり影が浮かび上がってくる!

この手のパズルゲームって総じて時間泥棒なんですけど、このゲームはほどよい暗さと心地よいBGMに誘われて延々とプレイしてしまいます。
今日この記事を書くために久々にログインしたら、新しい課金パックがリリースされていた…!買おうか迷っちゃいます。


Florence

難易度★☆☆☆☆
幸せになれる度★★★★★
良くも悪くも深め&重めな他のゲームと一線を画すのがこの「Florence」。
爽やかで生き生きとしたタッチで、フローレンスという女性のありふれた恋愛/生活を丁寧になぞります。

見ての通りゲームとしてはあまりに簡単すぎるんだけど、目的が「遊ぶ」ことじゃなくてフローレンスの人生を追体験することなんだと思えば納得。
こまごまとした工夫が愛らしいゲームです。
特にフローレンスが、チェロ弾きの青年クリシュと初めて出会うシーンは必見です。
1時間あればクリアできるので、落ち込んで布団から起き上がれないときにさらっと通してプレイすると心が落ち着きます。


Love you to bits

遊びごたえ★★★★★
キャラの愛らしさ★★★★★
なんといってもイチ押しはこれ!です!
主人公はバラバラになって世界中に散らばってしまった恋人と再会するため、ほの暗くてヘンテコな惑星を飛び回る旅を始めます。
そしてその旅は同時に、2人のそれまでの日々を思い出すものにもなるのです。

かわいらしいキャラクター(ときに下衆なこともやってのける)と一緒にひとつひとつの問題をクリアしていきます。
操作は簡単だけど、隠された仕掛けはどれも一癖あって一筋縄では攻略できません。
ちなみに「Love you to bits」は「頭の先から爪先まで愛している」という意味らしい。「bits」(欠片)に引っかけた秀逸なタイトルですね。


Deemo

音楽が素晴らしい度 ★★★★★
リズム感必要度 ★★★★★
5つで終わりにしようと思っていたけど、最後にひとつだけ。
音ゲーでしょ?とよく言われるが、音ゲーの枠を軽く飛び越えて感動させられるゲームです。
ピアノを弾き続けることで、謎めいた世界の正体が徐々に明らかになってくる。
Deemoは一体何者なのか?

本筋とは関係ない部分にも謎がちりばめられていて、ついつい不思議な世界を歩き回ってしまいます。
ストーリーを読むためにプレイしていたはずが、いつのまにか音ゲーに夢中になってしまっていた!…なんてことになってしまったら、あなたももうこちら側の人間です。
もう今は物語が完結しているのですが、わたしが現役でプレイしていたときはまだ結末が明らかでなかったために考察が大変盛り上がりました。Wikiも大変読み応えがあってオススメ。
音ゲーとしてもそれほど難易度が高くなく、何より使われている音楽が名曲ぞろいです。一プレイの価値あり。


以上6タイトル紹介させていただきました。いかがだったでしょうか?
文章から雰囲気ゲーの良さが少しでも伝わっていたら嬉しいな。

たぶん全部有料アプリです。「アプリのゲームに金を出すなんて!」という意見もあるし、わたしも昔はそう思っていました。
確かにアプリのゲームは、無料で遊べるのが普通の世界です。

でも、世の中にはお金を出す価値のあるコンテンツがたくさん存在する。雰囲気ゲーも、間違いなくそのひとつだと思うのです。
夜な夜なTwitterやまとめサイトばかり見てしまうあなた、ラーメン一杯分我慢すればこんなに素敵な体験ができるんだぞ!ぜひプレイしてみてください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?