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「D.C. ~ダ・カーポ~」シリーズが20周年なので、「D.C. ~ダ・カーポ~」を語りたい。(初代からⅢまで)

はじめに


こんにちは。
今回は老舗メーカー「Circus(サーカス)」の有名シリーズ「D.C. ~ダ・カーポ~」についてです。
2022年の6月28日、PCゲーム「D.C. ~ダ・カーポ~」が発売してから20周年となります。
なにより自分の初プレイエロゲーも「D.C. ~ダ・カーポ~」なので、自分がエロゲーをプレイし始めてから20年がたったという事です。なにそれこわい。
なので自身の思い出を振り返りつつ作品についていろいろ語りたいと思います。
極力ネタバレはしないように気を付けていますが、もし気になる方はブラウザバックをオススメします。
ちなみにプレイ作品は

初代→アルキメデス・無印・温泉編・WS・PS・PC・SV・FS・ことりEXP
Ⅱ→無印・春風・PC・CD2・SC・TY・FL
Ⅲ→無印・R・PP・WY・DD
4→未プレイ

以上です。
何書いてるかわからないと思いますがこれでも全部網羅しきれていません。
なのでざっくりとですが、D.C. ~ダ・カーポ~シリーズについて説明させていただこうと思います。

D.C. ~ダ・カーポ~シリーズとは?

D.C. ~ダ・カーポ~シリーズとは、上記にも書きましたがゲームメーカーブランド「Circus(サーカス)」が手掛ける「こそばゆい学園恋愛アドベンチャー」を題材にした長寿シリーズです。
恐らくエロゲーの中ではアリスソフトの「ランスシリーズ」の次くらいに同タイトルで続いているシリーズではないかと思います、ランスシリーズは別格の長さなのであまり比較対象にならないですが…
D.C. ~ダ・カーポ~シリーズの特徴としては

  • 「桜」がとても重要な位置を占めている。

  • 「青春」と「少しの非日常」

  • 甘酸っぱくも少し切ない「こそばゆい」がテーマ

以上が主な特徴となっています。
当時(2002年)はいわゆる「泣きゲー」「鬱ゲー」というシナリオを重視した作品がメインとなっていた時代ですが、D.C. ~ダ・カーポは「シナリオ」「キャラクター」どちらも重視した作品となっています。
また、シリーズものになるので「前作とのつながりや関係性」が割と強調されています、前作プレイしないと楽しめないわけではないですが、プレイしているとより深みを感じられる、といった塩梅でしょうか。
そして、D.C. ~ダ・カーポ~シリーズで特に有名な所といえば「曲芸商法」と言われる販売方法についてでしょう。
どういうことかというと、とにもかくにも各シリーズの種類が多い。
基本となる無印に「ファンディスク」「コンシューマ移植版」「移植版のPC逆移植版」「ファンディスクのファンディスク」「アフターストーリー」「ミニゲーム集」「クロスオーバー」「他シリーズとの混合ミニシナリオ集」と外伝が異常なほど多いのが特徴です。
現状、ナンバリングシリーズとしては「4作」なのに全シリーズを合わせると「24作」存在する事からその多さが伝わるかと思います。
また、今となっては考えられないかもしれませんが当時はパソコンに「DVDドライブ」がついてることが珍しかったため、「CD版」「DVD版」と2種類発売されるのがデフォルトとなっていました。
そのパッケージ違いも考慮すると恐らく「40種以上」は存在しているのではないでしょうか。
「曲芸商法」については当時から賛否両論ありましたが、こちらも後ほど自分の主観ですが語らせていただこうと思います。
もし興味が出て、今からD.C. ~ダ・カーポ~シリーズをプレイするのならば

  • D.C.P.C. 〜ダ・カーポ〜 プラスコミュニケーション

  • D.C.II P.C.~ダ・カーポII~プラスコミュニケーション

  • D.C.II To You ~ダ・カーポII~トゥーユー

  • D.C.III R ~ダ・カーポIIIアール~X-Rated

  • D.C.III P.P.~ダ・カーポIII プラチナパートナー~

以上の5種を順にプレイすることをオススメします。
これでも限界まで削りました。
ちなみに公式からも案内があるので参考にしてみてください。

次からは各作品について語らせていただこうと思います。


初代(D.C. ~ダ・カーポ~)について

1年中、絶えることなく桜が咲きつづける不思議な島『初音島』。
薄桃色に染められた、『枯れない桜』のある世界。
その中心にある風見学園に、
手のひらから和菓子を生み出し、
他人の夢を垣間見てしまう、
とても何かの役に立ちそうもない、ふたつのささやかな力を持つ男子学生がいました。
平凡とはほど遠く、非凡にもほど遠い……。
そんな彼は、卒業間近の『学園』で、さまざまな女の子達に出会います。
学園のアイドルや、ぽけぽけした先輩、
転校生の巫女さんに、お人形のような少女……。
たくさんの出会いが紡ぎ出す、
ちょっとこそばゆくて、ちょっとせつない
恋物語のはじまりです。

D.C.P.C. ~ダ・カーポ~プラスコミュニケーション
公式HPより抜粋

D.C. ~ダ・カーポ~シリーズ全ての始まりの1作です。(以下初代)
初代については自分の初めてプレイしたエロゲーという事、イベントグッズが欲しいために初めて「DreamParty(ドリパ)」に行った事、発売イベントの為に何度も大阪や東京を行き来したこともあり非常に思い出深い作品です。
上記では「甘酸っぱくも少しせつない」と記載しましたが正直少しどころではありません、めちゃめちゃキャラクターがかわいそうになります。
当時流行りだった泣きゲーのシナリオを取り入れつつもキャラクターに重きを置き、長く愛されるキャラクター達を生み出したまごう事なき名作だと20年たった今でも信じています。
また、D.C. ~ダ・カーポ~シリーズといえばシナリオやキャラクターも素晴らしいのですが、特に素晴らしいのはやはり「曲」だと思います。
プロデューサーであるtororo団長(以下団長)の作詞したOPや劇中歌がまた作品の雰囲気に素晴らしくマッチしている名曲ぞろいなんですよ。
やはりOPの「ダ・カーポ 〜第2ボタンの誓い〜」が今なお語り継がれる名曲だと思います(「冴えない彼女の育てかた」ギャルゲーカバーソングコレクションでもカバーされていました)、自分は挿入歌の「Small Cherry 〜promised bell〜」も大好きですが。

初代に関してはやはり「TVアニメ」についても触れるべきかなと思います。
TVアニメ化もしており「D.C. ~ダ・カーポ~」「D.C. ~ダ・カーポ~S.S.(セカンドシーズン、以下SS)」と2種、計4クール放送されていました。
特筆すべきは「あまりにも原作と違うルートをたどっている」という部分でしょうか。
「D.C. ~ダ・カーポ~」に関しては辛うじて原作と繋がっているというレベルだったのですが、SSに関しては完全にオリジナルストーリーです。
自分が音夢が大好きだったので序盤は辛く後半は満足したのですが、当時は圧倒的人気キャラのことりが当て馬化された事への批判が凄まじかったですね…。
漫画版、SSで出てきたアイシアも賛否両論ありましたが、今となってはアイシアもシリーズを代表するヒロインなので当時を思い出すとよかったなぁとは思います…。
またアニメのOP「サクラサクミライコイユメ」「サクライロノキセツ」も非常に名曲なのでぜひ聞いていただきたいです。
キャラについてですが、自分は当時から一貫してメインヒロインの「朝倉音夢」が大好きでした。ジーク花音!( ゚Д゚)/
また、メーカー前作からの関係を仄めかす大人気キャラ「白河ことり」やシリーズの顔でありある意味最大の被害者である「芳野さくら」が登場しています。
特に「白河ことり」「芳野さくら」に関してはコンシューマ版CVが『堀江由衣』『田村ゆかり』な事もあり未だに語り継がれることも多いですね。
というか4にも出てるのは流石に擦りすぎだと思います。

D.C.Ⅱ ~ダ・カーポⅡ~について

深々と桜が舞っていた。
1年中絶えることなく、
その島では薄桃色の桜の花が咲き誇っていた。
――季節は冬。
地面にはうっすらと霜が降り、空からは純白の結晶が舞い落ちる。
吐き出す息も白く色づき、布団から抜け出すのが憂鬱になる季節。
だと言うのに、
「相変わらず、季節感のない景色だよな」
通学路の並木道を歩きながら、少年――義之はそう呟いた。
「まぁ、それが初音島名物『枯れない桜』だしね」
「や、今更そんなことを言われても」
少し前を歩くふたりの少女が振り返る。
ひとりは楽しそうに笑顔で、
もうひとりは少しかったるそうに。
それも見慣れた景色。
少年は春のように咲き誇る桜の木々を見上げて、白い息を吐き出した。
間近に迫るクリスマスパーティー。
そして、年が明けたら付属最後の学園生活が始まる。
出会いと別れ。喜びと悲しみ。
そこにどんな日常が待っているのかはわからない。
でも――、
何かが変わりそうな気がする。
ゆらり、ゆらりと舞い落ちる桜の花びらを眺めながら、
――少年は少し先の春を夢見た。

D.C.II P.C.~ダ・カーポII~プラスコミュニケーション
公式HPより抜粋

続いてはD.C.II~ダ・カーポII~(以下DCⅡ)についてです。
恐らくシリーズで一番人気のあるのはこの2作目ではないでしょうか?
そんな2作目ですが、自分はあまりいい印象を抱いてはいませんでした。
もちろん当時は若く知見が狭かったというのもありますが、初代が大好きすぎてDCⅡの存在を受け入れられなかったというのが大きいです。
なのでプレイしたのも発売から数年後、Ⅲが発売される直前だったかと思います。
ただ、その当時プレイしてみて感じたことですが、初代よりとっつきやすく、よりキャラクターにフォーカスしているののが非常に伝わってきます。
特にメインヒロインの音姫と由夢、ななかと小恋との三角関係や四角関係、当時にできなかったことを2作目でしっかり取り入れて消化していた部分は素晴らしかったと思います。
また、初代よりシナリオに特化している部分もあり、まさに正当な続編といっても差し支えのない出来ではあります。
また、これも悔しいんですがまた曲がめちゃくちゃいいんですよ。
特に第一部の「beautiful flower」から始まり第二部の「Especially」そして第三部の「ダ・カーポII 〜あさきゆめみし君と〜」と繋がるのがもう…ギャン泣きです。
色々文句をつけつつも「まごう事なき名作」であることは変わりないんですよね…
キャラクターに関してはやはり「白河ななか」「朝倉音姫」あたりが人気でしょうか。
特に「音姫」こと「音姉」に関しては「弟くん」という二人称や「外では完璧生徒会長、プライベートではダダ甘お姉ちゃん」「シナリオがめちゃめちゃ重い」という部分が大人気だった記憶があります、ことりと音姉でシリーズ二大人気なんじゃないかな…

D.C.III ~ダ・カーポIII~について

D.C.III R ~ダ・カーポIIIアール~HPより抜粋

いよいよ自分がプレイしたシリーズ最終作「D.C.III ~ダ・カーポIII~(以下DCⅢ)」についてです。
初めに伝えておきますがこのゲーム、シナリオが大きく変わる「二部制」となっております。
とはいってもほとんどのシナリオがいわゆる過去編である「風見鶏編」になるので主にこちらの感想になるかと思います。
そしてこのDCⅢですが、シリーズの集大成にふさわしい素晴らしい出来でした。
だからこそなんで4を出したんだ
ってのも正直思っていますが、いままでのシリーズの設定をすべて内包しつつ全てのルーツに繋がり、まさにこのⅢでD.C. ~ダ・カーポ~シリーズは完成された、と思っています。
特に「枯れない桜」「和菓子を出す魔法」に言及してくれていたのがすごくよかったですね、DCⅡにつながる話も多かったのですが、なにより初代に対してのリスペクトが素晴らしくシリーズをやってきてよかった、と心から思える作品でした。
また、曲に関してもシリーズ内で初めて「ダ・カーポ」と歌詞が登場していた『ダ・カーポIII ~キミにささげる あいのマホウ~』に始まり初音島編がメインとなった『サクラハッピーイノベーション』とこちらも名曲がとても多いです。
キャラに関してはより今風、と言いますが「その時代に合ったキャラクター設定」に「シリーズ伝統キャラクター」を加えたという印象が強いです。
自分はⅢだと葵ちゃんが大好きなのですが、このキャラも風見鶏編だとまたシナリオ重いんですよねぇ…
あと当時は気にしていなかったんですが、今これを書きながら色々調べていたところさらちゃんの中の人が自分の大好きな声優「桜咲千依」さんだったことに気づきました、やっぱ自分の好みってつながるんだなぁ…。

Ⅲに関してはこんなところなんですが、語ることがないというよりは「自分の中であまりにも完成されすぎてて言語化できていない」というのが正しいです。
なんども言いますが「今までこのシリーズを追いかけてきて本当に良かった」と思える素晴らしい出来だったという事をここに記します。

曲芸商法について


最後に、曲芸商法について自分なりの主観と思いを述べさせていただきます。
※少し過激な物言いになるかもしれません、気分を害されたらスイマセン。

まず、曲芸商法が改めてどういうものかという説明なのですが、端的に言うと「シリーズの焼き直しや細かいFDばかりを出して全然本筋を出さない」「その焼き直しも無駄なバリエーションばかり多くファンに無理やり買わせるだけのシリーズとなっている」といった商法です。
また批判の要因としては「circus自体がD.C. ~ダ・カーポ~シリーズ以外の売上があまり芳しくないため資金集めの為に出していると思われている」「初代のライターや絵師がいなくなったのに無理やり続編を作っている」という部分が主に挙げられています。
そしてこれらはメーカー批判の要因となり、また似たような商法を行うことに「曲芸商法」と名付けられるようになりました。

正直自分としては、批判についてはおおむね同意しています。
当時のエロゲー界隈としては一つの作品に拘りシリーズを出しているところは殆どなく、どのメーカーも1年ほどで新作を出しまた新しく新作を作り始めるという「大量消費余剰供給」の時代でした。
その時代には合わず、新作を所望しているユーザーからは望まれた売り方ではなかったと思います。
ただ、そこからいまなお語り継がれる名作が多数出ていることも事実ではありますが、それと同時に「ほとんど語られることもない隠れすぎている良作」を大多数生み出す結果となってしまいました。
(隠れすぎている良作に関してはまた語る機会があれば)

ただ当時の自分が思っていたことの一つとして、「自分が好きなコンテンツが延々と終わらないってめっちゃいいことじゃない?」という部分が特に感じていました。
そして現在、エロゲー界隈としてはいろいろな要因が重なり衰退の一途をたどっています
実際に自分が今ソシャゲやアニメなどを見てて思うのですが、「コンテンツが終わらない」のは今ではメリットではないのか?とも思っています。
言ってしまえばある種「ソシャゲのシナリオ追加」に近いものがあります、これは時代が追いついたといってもいいのではないか?
買い切り型のエロゲーだからこそ批判されていた部分で、今となってはむしろその売り方が正しいのではないかと思うようになっています。
まあだからと言って当時の売り方は確かにひどかったのですが。


おわりに

以上、簡素ではありますが「D.C. ~ダ・カーポ~シリーズ」について語らせていただきました。
以前書いていた「ラブライブ」「虹ヶ咲」のnoteを見ていただいた方達にとっては「老害の戯言」と言われても仕方ないほど死臭が漂っている内容ではありましたが、少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです。
今度名古屋でコラボカフェが開催されるそうなので、正直言ってみたいんですよね…

というわけでここまでお読みいただいた方、ありがとうございました。
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もしよろしければ今後もお付き合いいただけると幸いです。
それではまたいつか。

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