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危険木の伐採

2020年6月1日

先日、危険木伐採の現場撮影に出かけました。「のんきな家」の薪はどこから来るの?をテーマに少し書いてみます。

この木を倒すの、どちらの方向にどんな方法で、無理でしょう。クレーン車で吊ることになるのかな。
なぜこの木は切られるのかは、現場を一見してすぐにわかりました。道路側に傾いていて、土砂崩れと同時に倒れたら、民家と車と歩行者が犠牲となる危険性から、梅雨前の処理かと。

日本中の都市郊外で、土砂崩れが何故起こるのかは、この小さな現場から想像がつきました。平野につながる里山は、長い年月の中で、安定した傾斜が山の形になったのだと思うのです。その末端の傾斜を、ほぼ90度に削り取り、平地を造成し住宅などに利用してきたのです。
90度に削り取られて斜面は、チャンスがあればいつでも安定した傾斜に戻りたがっているはずです。昨年あたりでしょうか、民家裏の崩落した斜面にプルーシートがかけられていました。その地層は、砂地の様な礫の様な感じでした。(ここで勉強不足がたたります。その地域の地層や、植物と地質などです。ゆうま君たのむよ。)
現場の樹種は、モミとヒノキとスギです。切り方はクレーン車を2台使って行われました。切られたヒノキの年輪は、約150年。モミは約100年でした。地元の方が言っていました。「昔はこの地域に、15軒しかなかった」と。そうか、そのころは、ここに、家を建てる必要がなかったのだ。それらの切られた木の重さは、2tから2.5t位と伐採職人さんに教えてもらいました。

薪の話ですが。切られたヒノキとスギは、建築材に利用されると思います。モミは、シノキが薪に利用してはどうかということです。でもモミを薪にするとなると、いろいろと過去の経験から問題もあります。玉切りにし一個をもらい受けてきますので、そのモミ材と山根家が格闘してみてはいかがでしょうか。

ゆうま君へ。大人のこれまで経験や知識にとらわれることなく、少年の疑問とその解決とか、少年の発想とか、それらを確かめる少年の考えた方法とか。結果ちがったときの失敗談とか。体験経験からの学びや楽しさを表現してほしいと思っています。

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