チェンソーで木を倒すには

2022年2月27日

 晴れ スギ花粉飛び始める  日当たりの良い場所は暑すぎる

 集めてきたケヤキの木を薪寸法に切っては、薪棚に積む作業を繰り返し行っていました。

近くの山裾からチエンソーの音が聞こえてきました。気になったので見に行くと、野菜農家の方が畑と山の境界に有る樹木を倒し始めていました。私も面白そうなので、薪仕事を中断し、チエンソーを持って挨拶をしました。

「切った木を薪にもらえますか」と聞いてみたらOKが出ました。更に、この木もあの木も倒して薪にして良いと言われました。それらの中で大きな栗の木の枝が畑の方に伸び、栗のエガが畑に落ち、土に混入してしまい野菜作りの手作業が出来なので倒したいと言う事でした。伸びた三本の太い枝の一本は、すでに幹から切り離されていました。その枝は幹から畑に向かって横に倒れていました。この枝の処理から始めるのですが、枝の重さが枝のどの部分にどのように加わっているかを、見極めてからチエンソーを入れないと、重さにチエンソーが挟まれてしまい、取り出すことが出来なくなります。更に枝の重さの逃げ場も見極めておかないと、枝が跳ね返ってきます。そうこうして、立つ位置を考え、切り方を考え、チエンソーのエンジンをかけました。地上に横倒しになっていた太い枝は、ストーンと地面に落ちました。二本目の枝は安全で有ると考え、下部にわずかの切れ目を入れてから、全開のチエンソーで上から切り始めました。ドサッと切り落としました。それを見ていた地主さんが「後は任せた」と、野菜作りの準備に帰って行きました。

帰り際にもう一度、倒してもよい木を見ながら話し合いをしました。クヌギの木と栗木の一番太い枝は、隣の地所や建物に倒れる危険性を見て取れるので、薪割り爺さんが一人で倒すことはしないことになりました。後日都合の良い日に安全な方向に倒れるようにロープを掛け、トラクターで引きながら根元にチエンソーを入れることになりました。

 この場所の脇を薪割り爺さんがシイタケの栽培場所として、農家さんからお借りしています。木を伐採した事で風通しが良くなり、シイタケ菌のコマを打ち込んだホダギが乾燥しすぎるとシイタケが出なくなるのではと心配です。自然界の湿度に合わせて発生してくれるだろうと思っています。出ないでないと思って見ていたら「出た」と、自然の恵みを受け取るつもりです。こんなシイタケ栽培を楽しんでいます。焼いて食べるのが一番うまいかもです。

 明日は「ママ様方のシイタケ栽培に挑戦」の日です。その下準備に入ります。

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