【知る、わかる、できる、そして教えよう!】

【知る、わかる、できる、そして教えよう!】

物事を単に知るだけで
満足していては、
能力は伸びません。

知ることは能力伸張のほんの
最初のステップにすぎません。

例えば、陶芸について何らかの能力がある
といった場合、次のような段階があります。

1)焼きものの製法や歴史、種類を「知る」
2)なぜその製法がよいのかという化学的、

実践的な裏づけまで「わかる」
3)実際、自分でロクロを回して、
  窯で焼くことが「できる」

4)それらすべてを他人に「教える」ことができる
「知る」と「わかる」には格段の差があります。
「知る」ことは単に情報・知識を頭の中に入れるだけです。

ところが、その入れた情報・知識を
真につかむためには、

それを分解していって理屈として、
構造として「わかる」(分かる/解る)
状態にしなければなりません。

「わかる」と「できる」、
「できる」と「教える」にも格段の差があります。

「わかる」というのはいまだ
自分の頭の中で閉じた状態です。

それを自分の頭の外に目に見える形で表出させる、
これが「できる」ということです。

しかし、「できる」というのは
いまだ自分だけの問題です。

ところが「教える」は、自分の「わかる」こと、
「できる」ことを、他者にわからせ、
表出させるという難事です。

自分だけの閉じた状態から、
相手へと開き、導く作業になります。

能力を伸ばす最良・最短の方法は、
人に教えることです。

教えることは、
その行為の中に実に多くのことを
含んでいるからです。

・教えようとすれば、
自分であいまいな部分を
再確認・再学習しなければならない。

・教えようとすれば、
事前に整理・体系化しなければならない。

・教えようとすれば、
 相手にかっこいいところをみせようと
 練習を重ねる。

・教えようとすれば、短絡的な答えではなく、
「考え方・プロセス」を示さなくてはならない。

・教えようとすれば、相手にどう伝えるのが
 わかりやすいかをあれこれ想像しなければならない。

・教えようとすれば、目の前の相手の言葉を傾聴し、
 相手の反応に敏感にならなければならない。

・教えようとすれば、根気がいる。

・教えようとすれば、熱意がいる。

・そして相手が、知り、わかり、
 できるようになり、
 教えられるようになれば、とてもうれしい。

 
 自分も成長し周りの人も成長する!
 そんな環境を是非作っていきたいですね!!

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