【エッセイ】ライブほぼ30年ぶりのアラフィフが必死でペンラを振りまくった話
『よかったら○○さん(←私のこと)もライブ参戦しませんか?』
同僚のユカちゃん(30代/仮名)から、タイトルにあるメッセージ↑が来たのは、東京で電車に乗っている時でした。
「………………?」
少女マンガで美人な(本人は自覚なし。そんなワケあるか😜)主人公が、ひょんなことからスカウトされて「えっ? 私がアイドル!?」なんてベタなセリフがありますが、それと同じリズムで「えっ? 私がライブに!?」と、心の中で声を上げてしまいました。
ちなみにライブを行うのは、こちらのバンド↓です。
『ゲーム実況者わくわくバンド』っていうんですけど、ウチの次女が大ファンで、私は数年前から『プチ布教』されておりました。だから、メンバーの区別はつきますし、曲も割りと分かります。ちなみに私が一番好きな曲は、リンク↑した『♪心誰にも』です。
バンドの歴史やメンバーについての紹介は、語る資格がありませんので割愛しますが、メンバー全員がカッコ良くて面白いです(あ、一人だけ可愛い方がいるなぁ😅)
そんな彼らのライブが2/23に開催されるということで、私はこの日、次女の付き添いで上京しておりました。
付き添い…とは言っても、私はライブを見る予定ではありませんでした。会場に入るのは娘一人。私はその間、テキトーに東京散策するつもりでした。
前述のLINEが届いたのは、丁度その会場に向かっていた時。元々参戦出来るかどうか微妙だった友人の都合で、チケットが余ってしまったらしいのです。
私が娘の付き添いで東京にいることを知っていたユカちゃんは『チケットをダメにするくらいなら私に譲った方がいい』と思ったのでした。
偶然
ユカちゃんと娘が同じライブに行くことを知ったのは、ほんの数週間前でした。
それは仕事中のちょっとした雑談中のこと。
ユカちゃんがダイエットの為に、スイーツ断ちをしている…という話から始まりました。
「2月に『推し』のライブに行くんで…」とユカちゃん。
「ふ~ん、もうすぐだね。ウチの娘も2/23に東京に『推し』のライブ観に行くよ」
「えっ? 2/23?💦」
そこでお互いが『ゲーム実況者わくわくバンド』(以下『わくバン』)のことを言っていたことが判明しました。
規模が小さい職場で、こんな『奇跡』があるんだ!?
お互いびっくり!! 特にユカちゃんはメチャクチャ驚いていました。そりゃそうですよね。こんなアラフィフおばさんが、わくバンを聴いているなんて、普通は思わないでしょうから(笑)
ちなみに彼女は、次女が驚くほどの『わくばん古参ファン』でした。
そしてチケット譲渡の件、せっかくだから…とお言葉に甘えることに。ユカちゃんは『お金はいらない』と言って受け取ってくれませんでしたが、後日、別の何かでお礼をするつもりです。
そんな彼女が、会場で私と会った時に、一番最初に言ったセリフはコチラ↓でした。
「『わくバン沼』へようこそ♥️」
便利なようで私には不便
タイトルにも入れましたが、アーティストのライブを観るのは約30年ぶりです。
最後に行ったライブは、1991年5月のECHOESの解散ライブ(日比谷野音)だったと思うのですが、仙台で観たTHE PRIVATES(何月だったかは忘れてしまいました💦) だったような気も……🤔
とにかく超久しぶり💦
そしてチケットは紙ではなく、スマホが当たり前の時代なんですね。ログイン(会員登録が大変だった💦)して私のスマホにチケットが来てくれたものの、なんか不安…💦
並んでいる途中で私のスマホだけおかしくなったら、どうなるん?
この確率、決してゼロではないですよね? 現に次女のスマホは丁度1ヶ月前、画面中央で謎の円がぐるぐる回り続ける現象が急に起こってしまい、操作不能になってしまいましたから。
それが私のスマホに今、起きてしまったら!? 周りがワクワクしている中で、何考えているんでしょうね😅
無事に入り口を通過できた時は、ライブ前だというのに、どっと疲れが出てきました😓
そういえばダフ屋がウロウロしていないのは新鮮でしたね(笑) 並んでいると「おねーちゃんチケット余ってる?」って必ず声をかけられたなー(しみじみ😅)
スマホでのチケットは高額転売防止になるのでしょうか? でも、いつかDuranDuranが来日した時は、紙チケットも選択肢に入れて欲しいですね。(その前に抽選当たるんかーい?)
ペンラを振りまくった52歳
ヘッダーのペンライトは、実際に私が使ったものです。ユカちゃんが貸してくれました。
はい、ハート型です😅
メンバーカラーに関しては、次女から聞いて元々知っていたので、問題ありませんでした。推しのカラーで振り続けるも良し、その時の状況で色をチェンジするのも良し。なんか楽しいですね😊
私の時代はロックバンド=拳だったな~(笑)
そして開演!
まさか私がわくばんライブの会場に入るなんて、24時間前の自分は夢にも思っていませんでした。いや、4時間前の自分だって現在のこんな状況を知ったら、アホみたいに口を空けて、フリーズするに違いない。
人生、何が起こるかわかりません。
そして18時!がキターーーっ!
なんかドキドキしてきたーーっ!
今も昔もメンバーが登場する直前の雰囲気は、主成分がアドレナリンなんですよね。
だんだんと暗くなる会場。それに伴い会場に流れる音楽のボリュームが大きくなり、メンバーがシルエットのように現れると、客席からは割れんばかりの大歓声!!
な、懐かしい感覚😭
こりゃアドレナリン暴走してしまうやろ!
数時間前に参戦が決まったアラフィフは、気がつくと借りたペンライトをメチャクチャ振りまくっていました。
ちなみに生のメンバーを見た感想ですが……、
あ、本当に実在していたんだ。
だったんですよ(笑)
不思議な感覚でしたね。
彼らのことをネットの中に住んでいる妖精さん…とでも思っていたのでしょうか😅
で、『沼』にはハマったのか?
『にわか』が感想を語るのはどうかと思いますが、少しだけ語らせて下さい。
控え目に言って最高でした💕
知っている曲は勿論、知らない曲も楽しめました。まさか『♪心誰にも』を生で聴ける日が来るなんて‼️
🎸ステージ狭しと移動しまくり、ファンを楽しませながらベースを弾くフジさん。隣の席の女の子がフジさん推しで(雑談した時に聞いていた)、彼が近くに来た時は、感激しまくっていたなぁ。
🎸フジさんとは対照的に、ポジション移動はあまりしなかったけれど、ギターを弾く姿が曲線的で美しいと思ったのがぴらのさん。登場してすぐに深ーーいお辞儀をしたのも印象に残っています。
🎹ファンからもメンバーからも愛されてるキャラなのだと改めて感じたのが、キーボードのせらみかるさん。クイズコーナー(?)でぴらのさんが弾いた超難解フレーズを秒で当てたのは流石でした‼️
🥁私にとっては『白塗りのお顔』というイメージだったドラムのフルコンさん。この日のシックな服装は何だか新鮮😊 そして『♪Yeah! Super Hyper Fever Five!』のドラミングにはメチャクチャ圧倒されました。
🎤ボーカルの湯毛さんの印象は『あ、CDの声と一緒だ』でした(これ、褒め言葉のつもりです💦)。パワフルで伸びのある声でファンを魅了した一方でMCでは2度ほど噛む。そのギャップが良きでした。
そして彼らは全員、喋りが面白い‼️ 実況者としての顔も持っているので当然といえば当然なんですが、私の青春時代のバンドって、寡黙だったり、シャイだったりするメンバーが1人か2人はいたんですよね。たくさん笑わせて頂きました。
で、タイトルの『沼』にハマったかどうか…ですが、そりゃあ、もう一度参戦したいですよ。もしもライブ目的で東京行く機会があるとしたら、私はスキップしながら高速バスに乗り込むことでしょう。
しかし…そこに立ちはだかるのは、我が娘でございます。
「もしもユカさんから貰ったチケットの席が私の近くだったら、問答無用で拒否をした」
……と😅
これね、次女の気持ちが解るんですよ。高校時代の自分に置き換えたら、横に拳を振り上げている母親がいるワケですからね😅
うん、そりゃあ見たくないな。
私だって、娘が横にいたら、あんなにペンライト振れるかどうか自信ないです。
世の中には仲良くペンライトやうちわを振りながら、ライブに参戦する親子はいると思いますが、我が家ではお互いが無理なんです‼️
そんなワケで次回彼らに会えるかどうかは微妙ですが、一度だけでもお姿を拝めたと縁で、これからもわくバンの皆さんを応援させて頂きます( ≧∀≦)ノ
ありがとう! ゲーム実況者わくわくバンドの皆さん‼️
追伸、次の日は丸1日、右肩が痛かったです(苦笑)