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直接言って欲しいという魔物

直接言って欲しい
という魔物というのはつまり
言って欲しい側のエゴで
「あなたに気づかせて欲しかった」
という事で捉えれば
それは関係性の深さによっては
とても嬉しい。光栄なこと。
なのかもしれない

しかし
人というのは、人間というものは、
一度でも自分の要求を
その本人にぶつけてしまうと
そこから徐々に
その頻度が増していく。
そしていつか
歯止めが効かなくなるまで
「なんでこうじゃないの、ああじゃないの」
と元々あった幸せすらも破滅されるまで
求めて、求めて、求めて、求める

「エゴ」というのは魔物
と最初に書いたけれど
これは決して敵などではなく
言い換えるなら
あの頃満たされなかった「私」だ

その傷や痛みを癒せるのは
目の前の相手ではない、なんてことは
いくら昔から言われていて
耳にした事があっても
腑に落ちるか否かは結局
そこを腑に落としたかどうか。

つまりはいつもの、自分次第だ

だからどれだけ長い付き合いの
友人や恋人やパートナー、家族にしても
至極ハードなことに
この事実を理解できるかどうかは
結局、自分と向き合えるか
自分を見つめて、自分と向き合い
自分が素直に自分を受容れられるかどうか

この一本しか爆発を止められる
爆弾の回路は無い

自分のエゴも含めて自分が飼い慣らすのも
もちろん正真正銘の「ご自愛」だ

僕がnoteで手前に書いた
「こうしてnoteで書く事で
読む読まないを選択してもらえる」
とつぶやいた通り

これを読む選択をされた"あなた"が
もしこの事実を知っていたら
これ以上に安堵することはない。

おしまい

2024年6月11日(火)
二階堂 新太郎

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