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速報!30回求人レポート【新型コロナウイルス】求人広告影響調査

方正株式会社では、【客ココ便利くん】https://www.founder.co.jp/sfaという求人広告代理店様向けのサービスを展開している。この「客ココ便利くん」を用いて、フロムエー、マイナビ、タウンワーク、バイトルに掲載されている求人数を算出した結果を元に分析をしている。

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今回は趣きを変え1年前、半年前、今月と半年毎に求人全体の中で、それぞれの職種がどのように変化したかを見ることにしたい。そこで、3つの定点において、求人件数全体の中で、各職種が占める割合を面積化するという方法で視覚化してみたのが上のグラフだ。
求人件数全体はかなりシュリンクした後、横ばいが続いており、1年前に懸念した「L字型」が完全に固定化している。動きが出てくるのは少し先になりそうだ。その中で、やはり、「販売・接客・サービス」の占める割合が一番大きいというのは変わっていない。ただし、少し面積的に小さくなっていることが見て取れる。
かつては1位を争っていた「飲食・フード」の減退ぶりは目を覆うばかりだ。政府による緊急事態宣言の延長はもはや同業種・職種に対するいじめとすらいえる。その中でも上位に食い込んでいるということは、それだけ「人手」を必要とする業務が多いということがいえる。たとえリアル店舗での業務を削りデリバリーを工夫したとしても、調理や清掃などはリモート化や電子化は出来ようはずもない。
一方、「医療・看護・介護」と「教育・講師・インストラクター」は過去1年をかけて確実に求人件数全体でのシェアを伸ばしている。また、「オフィスワーク」系のシェアが確実に上がっていることは不思議な現象とも見えるが、結局こちらも全体の求人件数の減少が続く中、どうしてもコンピュータ化できないオフィスワークが相当数残っており、日本のDX化の遅れが指摘されていることをそのまま表していると言えそうだ。

方正株式会社 津村
2021.03.12

資料作成にあたり参照したHPは以下の通りです。
タウンワークhttps://townwork.net
マイナビhttps://baito.mynavi.jp/
フロムエー https://www.froma.com/
バイトル https://www.baitoru.com/

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