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 久々に晴れた昼間に行動した。暑かった。日差しが痛かった。サウナにいる感覚だった。こんな状況で外での活動が当たり前なこの社会はおかしいと思った。でも道行く人々は日常を淡々とこなしていて、人々とわたしには明らかな隔たりがあった。いつものことだけど。

 昼間なのに街を歩く学生が多かった。夏休み前の午前登校なのか。解放感を漂わせた彼らとは裏腹に、彼らが視界に入ると直ちに劣等感に苛まれる人間もいた。別に派手なことをやってるわけでもない、彼らはただ歩いていただけだ。人と話しているから?学生という身分を纏っているから?自分が得られなかったものを得ているから?……無意味な嫉妬だ、意味が分からない。彼らはこんなはた迷惑すぎる理由で、この卑劣な感情の対象になっている。可哀想だ。でも感情は歯止めを知らずうねりあがる。心はもっと脳に従順であってほしいが、脳ももっと心に従順であってほしい。

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