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男性不妊とわかって…

不妊症と分かってからの心境や生活の変化について書きます。

①子供の話を聞くのがつらい

職場の人数や男女比にもよるでしょうが、休憩時間等に子供の話をしている人がいます。もちろん話している人は何も悪くない。でも、横でママさんが子供の写真を見せながら周りの人は「かわいいー」と反応している。別にわたしたちが治療していることを知ってほしいわけでもないし、我が子は可愛いから、見せたくなるし話したくなる気持ちもわかる。でも、つらい。職場で妊婦さんを見るのもつらかった。男であるわたしでこれだけ感じた。まぁ勝手にこっちが辛くなっているだけなので何も言えないが…


②子供まだか?の反応に困る

これ結婚してしばらくしたら絶対聞かれますよね?これに関してわたしが思うのは、1回目はまぁ話の流れとしてはいいとして、会うたびに聞いてくるのは、ちょっと察してくれ。まぁそれほどに不妊症のことが知られていない。と言うことだ。もう結婚したら当たり前に子供ができると言う考えをどうにかしたい。自分が不妊じゃなければこう思うこともないだろう。でも、わたしを含め世の中には不妊症の方が大勢いることを知ってほしい。

③不妊症に対するストレス

以前、テレビで不妊症と宣告されると、ガンの宣告と同じくらいのストレスがかかると聞いたことがあります。実際わたしがそうかと言われるとわからないし、もちろん全く同じだけのストレスとは思いません。でも、それだけ赤ちゃんを望んでいるのに、赤ちゃんができない、できにくいと言われるとそれなりに精神的ショックを受けます。
わたしがもっともストレスを感じていたのは周りに話さなかったことです。話せなかったというか話さなかったというか。やはり話すことに抵抗があったのは事実です。周りの人に気を使われるのも嫌だったので。話すことで周りの協力を得られるのはいいことだが、話していない人の方が多いのではないだろうか?

④ネガティブな情報に目がいく

やはり治療中から色々な情報を調べる人が多いだろう。わたしもその1人です。そうすると、治療の末に妊娠し出産したという人も数多くいる。しかし、一方でネガティブな情報も多い。女性は特に、ホルモンバランスの変化により情緒が不安定になりやすいし、男のわたしでも嫌でもそういった情報は目にする。そうして、いろいろな知識をつける中で治療に入り、不安もある中で生活していると、ネガティブな情報へ目がいきがちになる。するとさらに不安は増す。負のループ。だから、わたしとしてはこれから治療を始めたり、不妊症を診断された方には、過度に調べていろいろな情報を見たり聞いたりすることはあまりおすすめできない。ただ、あくまで治療や制度について勉強することは大切だと思う。特に旦那さん勉強してください。

⑤ケンカ

増えます。おそらくほとんどの夫婦に。まず、わたしも含めですが、ほとんどが旦那さんの発言や行動が原因だと思います。先程も書きましたが、そもそも奥さんは治療中も妊娠してからもホルモンバランスが崩れ、いつもならなんとも思わないことでも、気になったりイライラしたりします。それもわからずに、それを真に受けて言い合いになっていませんか?奥さんの言葉に耳を傾けしっかり聞いてあげてください。ときには、言葉のサンドバッグにもなってください。奥さんは精神的にも身体的にも辛い思いをしています。ただ、旦那さんも息抜きを忘れてはいけません。何か気分転換できることを見つけてください。わたしの場合は好きなマンガやアニメ、映画を見たりしています。奥さんと一緒に息抜きできれば言うことなしです。

⑥家事と仕事の両立

これは旦那さん聞いてほしい。家事やってますか?やりましょう!まだ今まで通り奥さんが動ける、家にいるんだから家事やるの当たり前、動かないとあかん!と思ってる人は考えを改めてください。偉そうなこと言っているのは重々承知ですが、わたしは、手が荒れるほど家事してます。ヒビ割れしてます。治療中のストレスや身体的なしんどさ、つわりの苦しみは男である私たちにはわかりません。もちろん、治療中の症状やつわりの加減も人によって違いますが、身体の状態が変化していく中で、全く今まで通り動ける人は少ないでしょう。だから、出来る限り定時で帰って家事やって、奥さんのそばにいる時間を増やす!これが大切です。そんなもん全員ができるかい!と言われると、そうですよね…としか言えませんが、できる範囲でいいので行動しましょう。そうすることで、より夫婦のキズナも深まると思いますよ!

まとめ

今回は
①子供の話を聞くのがつらい
②子供まだか?の反応に困る
③不妊症に対するストレス
④ネガティブな情報に目がいく
⑤ケンカ
⑥家事と仕事の両立
の6つのことについて書きました。不妊症になると今までの生活がガラッと変わります。不安が付きまといます。でも、2人のことなのですから、2人で勉強し2人で歩んで行ってほしい。一応治療を経験した1人ですので、1人でもわたしの経験から何か感じてもらえたらと思い書きました。
読んで頂きありがとうございました。

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