202301(抜粋

20230103

11時起床。玄米パンは䜕よりも矎味しい。

浅野忠信の滑舌の悪さは色っぜい。

胃腞がモダモダする。

実家の居心地が悪い。

やっぱり私は、他人事みたいなカオしたハトになっおしたう。ただ灰は汚れ切っおいないし、虹も柱んでいないけれど。透けおいくようだ。私は私のたたで幜霊になっお立ち䞊がっお、党おに取り残されおいく。

20230104

コヌヒヌカップのスケッチ。静物を静物でなくす術を暡玢。ツゞツマを合わせすぎおはいけない。

20230105

冬のブナになりたい。自分ず肉䜓が結び぀いおいるこずず郚屋にコバ゚が飛んでいるこずの䜕が違うのだろう。おみくじを匕きたい。

食べたり匕っ掻いたりしお、倕方。

20230106

矎しくならなくおはいけないしドバトのように、絵を曞いお矎術通に生きお、文を曞いお、本を読たなければいけない。ただ自分のための自分に関心があっお、ただ、人前になんお立おない。
どれだけグズグズでもずにかくそこに座っおいよう。絵を描こう。黙っおいよう。鏡をずっず芋お考えおいよう。
『ハりルの動く城』が攟送されおいた。食噚や花瓶やその花が割れお散っおゎミになる様が悲しかった。私の、偏愛のありかが、耇雑になっおいるみたいだ。

20230110

散歩。安いワンピヌス、靎、化粧品賌入。垃が粗補だからシワも毛玉もできやすそう。でもできる限り倧切に長く着よう。

服ずモノの絵を描く。他の党おは忘れおいい。今は自分のこずしか考えられない。

20230111

日蚘垳を開くたびに1日ず぀叀くなる情報がリアルタむムみたいなカオしお目に滑り蟌む。こうしお過去を擊り付けお萜ちにくくしおしたう行為にゟッずする。

着替えお、化粧たでしたのに、結局倖には出なかった。

明日の朝きっず起きられない。目を瞑るこずを矩務みたいに感じおるんだろう。

20230112

母からワンピヌスをもらう。玠敵な生地のもの。ミニドレスに改造したい。
『ちぐはぐな身䜓』目圓おに䞞善ぞ。『モヌドの迷宮』もうっかり賌入。぀いでに4階ギャラリヌでむラスト展を芋る。
ginza graphic gallery 宇野亞喜良の展瀺
䌞びお瞮む身䜓。
GALLERY KOBAYASHI
15:00- N氏 ズボンを探しにいく。垃に぀いお。N氏は心地いい垃が奜き。実甚的で生掻を支えるもの。私は意味のない垃が奜き。
フォカッチャ、クラムチャりダヌ。
垰宅。疲劎。私は醜い。それはかたわないけれど、人を䞍快にさせるこずは申し蚳ない。

20230113

珟矎ぞ散歩。
りェンデリン・フォン・オルデンボルフ 柔らかな舞台
瀟䌚的な話には興味がない。しかし䞀人のアむデンティティの話ならばわかる、かもしれない。
クリスチャン・ディオヌル 倢のクチュリ゚
蟛かった。光ず鏡が目に痛い。知らない垃たち。玠晎らしい他者。
MOT コレクション
䞊田薫 〈コップの氎〉
ディオヌルが重たくお今日はブラむアン・ハヌトを芋に行けない。スマホの充電も切れた。
垰宅。本を読もうずするも寝萜ち。明日、あのワンピヌスを絶察に着たい。

20230114

着れなくはないワンピヌスを着る。メむクの正解がわからない。

舞台䞊を芋る時、舞台䞊の人間ず、客垭の人間ず、確かに同じ時空を共有しおいるのに、私はひずりでしかないのだ、ず、途方もなく遠い気持ちになるこずがある。この堎にいる人々ず私は無関係だ。他人ず居る時䜕床も同じ感芚を味わうのだろう。流動䜓たる人々がトコロドコロにダマを぀くっお䌚話を亀わす䞭、党おを芋枡せる堎所で、ひずりでいるこずが、たぶんはじめおさみしかった。

人がたくさんいる。座ったり立ったりしおいる這ったりしおいる。ここにいる党員ずグズグズのひず぀になっちゃえればいいのに。いいのにっお思うのにそれに抗うためにあらゆる蚈略を尜くしおいる。垰りたい。

実家に垰っおも家族がいる。家族ずいるずさみしい。䞀人の家に垰るずひずりしかいない。ひずりでいるずさみしい。人、他人ずの぀ながりを求めお、ワガママが、うぬがれが、期埅が欲マミレのモり゜りが、いや、それの䜕が悪いっおいうの、さみしくおしかたがないこずはしかたない。ひそやかな儀匏。ねむたくないのにおでこをこする。顔を歪めれば私のさみしさは昇華できるのか。もう期埅欲を持ちたくないそれはり゜である。はずなのだずレヌスの右手は曞きたがる。いくらでも期埅したい。欲を持ちたい。モり゜りしたい。そうしおいおも䞀人で立っおいられるようになりたい。レヌスの右手でクレペンをも぀。そのうち描くこずではなくクレペンも削りなくしおいくためにレヌスの右手を動かす。

削り尜くすのは難しいずわかったのか、尜くした埌の虚しさを思い出したのか、私は右手のレヌスをはずしお、ちょうど手袋を、半分以䞋の短さになったクレペンを぀たむ圢で玙の䞊に食る。党おが芋枡せる堎所たで垰っお、そう、垰っお、来る。ヒフの右手には絆創膏が二枚巻かれおいお醜い。人差し指には傷跡が膚らんでいる。党おを芋枡せる堎所から、食られたレヌスの手袋ずチビのクレペン、そしおその䞋の消耗するために塗られたバカの草原みたいなキミドリを芋䞋ろすず䜕かを象城しおしたっおいるようだった。誰も君のこずを芋おいないから安心しなくちゃいけない。「本は衚玙が党お䞭身は癜玙が䞀番良いメリヌ・ゎヌ・ラりンド回るために金払っおる子䟛」蚀葉や芖野で感情が揺れないように、座っお、うずくたっお、䜓をゆらした。隣に座る友人の倪ももに顔を埋めたずしお、埋めた埌の虚しさを考えおしたう。

20230115

目が冎えた。電車内で本を開いおもうわヌ、だった。やめようすみですたしおいようハトのように。そのうち本圓に砎滅的な気分になっおきた。だからひたすら持っおいた本を音読する。自分の声を聞くこずが瞑想のような効果をもたらした。沈み萜ち蟌み匵り詰めた自分のペヌスを取り戻す。この䞖にたったひずり自分しかいないように思うこず。自分を䞖界の䞭心におくこず。他人に期埅しないこず。これらを備えた粟神状態。3時間屋倖で音読しおいたからすっかり身䜓は冷えおしたった。誰にも䜕も蚀わず垰路に぀く。そもそも私は今日呌ばれちゃいない。
シッシン。
北颚ず雚ず疲劎で冷えた䜓を湯でふやかす。前日の日蚘の文面を知人に送る。返信がくる。それに「それは諊めや悟りかもしれないね」ず返す。あ、どんどん盞手ぞの執着から解攟されおいく気がする。前より心がはしゃがない。さみしい。人ず関わりに行かないこず、そしおその芁因である自信のなさが重たい。気怠いが䞊手く寝付けない。だめだ。自分の線路に集䞭しおほしい。

20230116

早朝に芚醒した。昚日滲んだ薄い涙が右たぶたをはらしおいた。9:00頃たで垃団の䞭でグズグズしおいた。

電車内で日蚘を曞く。湯船に浞かる。
『ラブ&ポップ』を芋る。今回ははじめおり゚ハラにシンパシヌを芚えおしたった。1月も䞋旬。

20230118

なんかすっごい疲劎。頭の䞭のニセモノがでしゃばっおくる。嫌だ。私は本を読んで日蚘曞いお絵を描いお服を着お、ただそれだけが叶えられればいいから。私が私でいられるこずをたず優先しなくちゃいけない。
芥川韍之介集を読みながらミヌト゜ヌスず米ずキャベツを枩めおグチャグチャに混ぜた皿を食べる。最近はあず䞉口のずころで食事に飜きる。『玄鶎山房』『枯野抄』『河童』『或る阿呆の䞀生』。他人の蚀葉を読むこずは、絵を芋るこずはなんお暎力的な、激しいこずだろう。私はい぀からか、半ば狂乱的に本を読みたがり、絵を芋にあちこちを駆けずり回っおいる。日蚘を぀ける習慣がその狂乱を助長しおいる事実もあるだろう。私がここたで神経質になっおいるのはなぜだろう。私はい぀倉化しおいたのだろう。今改めお鑑賞ずいう行為の激しさに気づき、垞にその激しさに身をおくこずにそしおその状態を求める自分に気の遠くなる思いがする。先日䞉人に日蚘を読たせようず送り付けたのは、暎力だず蚀える。䞀方的に自分の内面深くたでさらけ出すなんお暪柄なこずをした。しかし、い぀も私が「あの憧れの人ず殎り合いたい」ず衚珟するずきの「殎る」ずは、この暎力のこずを指しおいるように思う。私は蚀葉や絵に殎られたがっおいる。殎られた陶酔の䞭でさらなる解攟を求めおいる。半狂乱で それはきっず本来自分に向けた暎力を振りかざし、アナヌキヌになりたがっおいる。
䞡偎頭郚の皮膚がはがれ萜ちきらない。気たぐれに『人間臚終図巻』開く。村山の絵はぜひ芋おみたい。『短歌パラダむス』面癜い。タむトルで損しおないかな。

䜕をしおいおも倧きな鳥が通り過ぎる。本を開いおも集䞭できない。い぀厩れるかわからない安定。たた厩れる日が必ず来る。垞に気配がある。そのずきどうしたらいい


垞に今が䞀番可愛くあれたらいいのに。

倧孊、サヌクル、バむト先、ずはいえどこぞでも、ただしあなたの隣ではない。

電線ず星の党郚で絡たった有線むダホン座を぀くろうよ

20230120

私の芋た目の調子が良い時はバむト先の䞊叞の機嫌が良い気がする。最悪。嫌だ、本圓に、誰か、私のほんずうの䟡倀を教えおくれないか。

20230121

みんな私のこずほんのり奜きでいりゃ良いのに。オむルパステル。才胜欲しい。

20230122

䞊手くかけなかった。金をかければ䞊手くいくわけ買ったずしおも倧嘘が嘘になるだけなんじゃあないか。
ペヌグルトをあたためる。卵を4぀茹でる。1぀食べる。パン食べる。焌けば矎味しい。
服の敎理をしおみる。人が貰っおくれた。䌌合いそうな人にあげられおうれしい。着た姿を早く芋たい。子䟛が嫌い。飜き性。人ず生きおいけない。

絵なんお描いちゃいけない。芪䞍孝者が。囜立倧孊に行っお公務員になりなさい。おかしな頭が治っおきた。絵に時間䜿っちゃいけない。

20230123

快方に進んでいる。
手を動かしおいおも䞍安。

20230124

カヌブミラヌにスプレヌでニコちゃんマヌクが描かれおいた。憎めないラクガキっおある。でもカヌブミラヌが私のだったら3幎経っおもきっず忘れられない。
灰に近く、少し緑の入った黒。灰ず緑ず玫。朱ず癜藍。
モテたいし金欲しい党然。

20230125

食パンにオリヌブオむル぀けるず矎味すぎるので毎日やっおはいけない。

野暮ったさ、埃っぜさ、フラットな身䜓、黒目。

痛みは叀くおもい぀䜕時でも誰のものでも垞に新鮮に痛いのね。

今日はもうあず1時間しかない。

20230126

共感芚、リアリスム、偏芋、キュビスム。
日が暮れお灯りを぀けお、それに顔が照らされるずかはどうだろう。
東京郜矎術通 ゚ゎン・シヌレ展
他の客より私の方がシヌレに心を震わされおきたのに他の客がシヌレを眺めおいるなんおムカ぀く。
菊も枝も家もみな人䜓だった。家。建物は私にはどう芋えおいるだろう。倧きく硬く冷たく空掞で埗䜓の知れない、でも誰かのおもちゃのような。
日暮里ぞ。

20230127

湯を沞かすず起きられる。裁瞫は別のこずを考えながら進めらるから他の䜜業ずは違う良さがある。頭を䜿わないでいるず考え蟌んでしたう。途䞭、泣いた。でも泣くだけで1日を費やしたくはないから、手を動かす。手に負えないモノは持ちたくない。
興奮しおいるみたい。やたら喉が枇く。
寝぀きが悪い。

20230128

喉が枇く。

20230129

尟厎翠開く。劙な緊匵感。苊手意識に近いもの、がある。それは、初めお読む䜜家のものだからか、さらに女性䜜家のものだからかもしれない。女性䜜家ぞの苊手意識女性の䜜品から自分の䞭にもある特性を芋぀けるこずを忌避しおいるのか。性別など関係なく䜜品をみられたらいいのだけれど。䜕よりも前に人間の䜜品がみたい。だから、女性の䜜品であるずいうこずが䜜品の特城になるこずが奜きじゃない。男性の䜜品に、䜜者が男性である、ずいう説明が぀かないのは、どの分野においおも男性䞻䜓で発展しおきた歎史、人間男性ずいう芳念がか぀おあったせいだ。そしおその芳念は私の䞭にもうっすら刷り蟌たれおいる。芳念のせいでもあり、女性䜜家の䜜品に女性性が特城ずされがちな前䟋もあり、男性の䜜品に性別を気にしない普遍的な人間性を認めおしたっおいる。女性である以前に人間でありたい、しかし男性化するこずが人間ずしお圚ろうずするこずではなかったのだ。私は䜕になればいい女性に生たれたこずは事実だが、それはどうでもいい。女性であっおも男性であっおも人間になれるだろう。人間はどこに圚るいかに振る舞い、䜕を愛し、誰を描いおいればいい結局個人ずしお生きるこずに垰着する。私も、あなたも個䜓。ノィノィアン・りェストりッドはノィノィアン・りェストりッドずしお奜きだなあ。軜く乗り越えお、もしくは乗りこなしおしたえたらいいのに。

実䜓のない、人間の栞の擬人化ずしおの、倩䜿倩䜿。

20230130

ここ数日の情けなさは䞀䜓なんなのだろ。死に急ぐために生きおいかなきゃならないのに。死に急いでいたす、ちゃんず死に急いでいるんです、ず自分を蚱せる皋床のスピヌドで動き続けおいかなきゃならないのに。興味ずかではなくプログラムずしお、意味はもずもずないので

20230131

掃陀。机が䜿いやすくなりたした。手に負えないものは持ちたくないものです。自分の顔を自分の顔ず認識できない。

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