見出し画像

20230728

食との折り合いをつけることが苦手。深夜1時前にセブンに駆け込んでコロッケパン買って店前で食べてあと3口のところで本当に嫌んなって捨てたりする。だからどうとかいう話ではないのだが、こういうのって結局どうしたらいいの?っていう。摂取と代謝と排泄が憎い。

「食慾も、またあの性慾とやらも、何も無い涼しい恋の会話」(太宰治『フォスフォレッスセンス』)という夢のような文言は、やはり夢の中の描写にこの上なくふさわしいと思う。
も一つ私の好きな短編『メリイクリスマス』において、主人公は滑稽にも南京豆やらうなぎやらを食ったり「この娘もしかして私のこと好きなんじゃね?」と思い上がったりする。夢のように清潔ではいられない。でも仕方のないことだし、それはそれで愛すべき生命臭さでした。

良い話を作るために描かれる悪いだけのキャラクターを見かけると、全人類の幸せを願わずにはいられない。あなたがこんな存在を描く必要なんて無くなれば良いのに。

面白い本を読むと、どうしてこの本以外のこの世の全てはこんなにもつまらねぇんだ?と思ってしまう。興奮しすぎである。

【読んだ】
『エゴイスト入門』中村義道
性格の悪いおじさんの面白い話。
気味が良いくらい面倒臭いおじさん。

【流した】
「eden」マハラージャン
深夜徘徊のお供である。

『MOOD』本日休演
バンド名からして素敵。
緩やかで怠いロマンスは充分熱い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?