困った

わたしが死にたくても"死ねなくて"、この苦しみを漂白したくても手放せなかったのは、わたしがこの遺書(このメモ)をまだ完遂していないからだったのかもしれない


これは遺書
死ぬまで書き続けるもの

そして苦しみは、わたしにとってまだ苦しみきってなかったのかもしれない

この遺書を完遂することが、わたしを今まで生かしている理由になっている
目の前の「やるべきこと」が常にわたしの未来で、それをこなし続けてきたのがもう一つの生きる理由だった
けれど、それは自信の喪失によって、わたしを見失ったことによって、生きる理由にならなくなってしまった
完遂できない、もうやりたくないと燃え尽きて諦めたのが、喪失の始まりだった
それでも冬の小枝に掴まるように、穴に籠ってでも、今、生きているのは、"まだ"棄てきれないメモたちと、わたしの苦しみのせいである

そして、棄てきれない思いたちが私をカウンセリングと病院に送り込み、生きることを維持させた
さらに間の悪いことに、『夜と霧』を読み始めていた
その言葉、経験、感覚が、わたしを諦めや自信喪失から、わたしでなければならない(わたしも、わたしが成し遂げていくことも)という生きる意味へ引き戻した
困ったものだ
生きなければならなくなった

この、胸をむしりとりたくなる苦しみすらも、それが生きるためのものだと、思わされてしまった
フランクル、やばい


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