『ぼっち・ざ・ろっく!』をもっと楽しみたい!
こんにちは(o・ω・o)オタクです。
2022年秋アニメでもっとも話題になっているのが『ぼっち・ざ・ろっく!』という作品。
秋アニメでは『チェンソーマン』をはじめ『異世界おじさん』や『機動戦士ガンダム 水星の魔女』などたくさんの人気作が生まれていますが、おそらく、もっとも成功したアニメという視点では『ぼっち・ざ・ろっく!』ということになるでしょう。
そんなぼざろ!がいよいよ今週土曜日の12話で最終回を迎えます。
「何か面白いアニメないかな」「最近話題のサブカルは何かな?」という方には是非オススメしたい。
□本誌・単行本が売り切れで買えない
ぼざろは『まんがタイムきららMAX』にて連載中。現在単行本は5巻まで発売されていますが、
アニメ放映からしばらく経ち、「ぼざろ、めちゃくちゃ面白いのでは?」「後藤ひとりめちゃカワイイのでは?」と話題になってからは雑誌・単行本の発行数が需要に追い付かなくなる事態に。
さらに高額ぼざろグッズのオリジナルデザインイヤホンも爆売れ。
原作者であるはまじあき先生は「単行本追加で刷ってくれないかなあ!」と自身のユーチューブアカウントの同時視聴配信内でコメント。
『まんがタイムきららMAX』という、大手少年誌と比較すると発行部数控えめの雑誌とは言え、需要が供給を上回り「欲しくても手に入らない。売られてるのに」となる異常ぶり。
「けものフレンズ」や「オーバーロード」がアニメ放映された時の爆発的人気をカエルは思い出した。
□ユーチューブのサブコンテンツ
ぼざろ主人公である「後藤ひとり」は陰キャである。
モテたくてギターを始めたし、話題になりたくてバンドマンらしいお洒落(?)でギターを学校に持って行くし、中学の頃から1日6時間のギターの練習を毎日続けた結果、ギター演奏は超巧いしネット動画サイトのアカウントはフォロワーが増える一方だ。
しかし、後藤ひとりは「陰キャ」である。
そして、後藤ひとりを演じる声優の「青山吉能」も陰キャである。
大学1年生時の学祭では一蓮托生のクラスメイトから誘われず3日間自宅でスマホをいじっていた。
行きつけのお店(コンビニ等)では「顔を覚えられたくないからフレンドリーな接客はしてほしくない」
Twitterはエゴサの鬼。
アニメ放映前から「ぼっち 声優 青山」など検索を怠らない。
そんな自他ともに公認の「ぼっち」青山吉能が(途中まで)一人で配信しているラジオ番組がこれだ。
ラジオブースに一人きり。
作家や音響やプロデューサーらは隣室。(しかも初回は隣室が見えないよう垂れ幕で目隠しされてた)
ぼっちで陰キャの陰キャによる陰キャのためのラジオ番組を行っている。
徹底して「ぼっち」にこだわる姿勢と、その内容の奇才ぶりから、一部界隈でラジオも話題になる。
青山が大好きな「フレッシュネスバーガーのスパムバーガー」をラジオ収録中に食べ勝手に話題にしたところ、公式からコラボ案件が舞い込み、青山吉能はぼざろ聖地の下北沢のフレッシュネスバーガーで一日店長をするまでに発展した。
次は作中の酩酊お姉さん「廣井きくり」が愛飲して手放さない「鬼殺し」とのタイアップもしたいと原作者はまじあき先生は言っていた。
YouTubeで展開されるアニメのサブコンテンツが、異常な充実ぶりである。
■ぼっち・ざ・らじお!
■ギターヒーローへの道
■ぼっち・ざ・とーく!
■原作者2人による同時視聴配信
■アニメ劇中歌の公式配信
供給過多である。
おかげで本作そのものの面白さ(+後藤ひとりの異常性)も相まって、ネットではおもちゃと化している。
■大川ぶくぶ(漫画家)によるパロ
↓公式ED
■原作者によるネタいじり
その他、ニコニコ動画、ユーチューブ等の動画サイトではぼざろのMADや視聴者の反応集、ネタ動画で溢れている。
話題が話題を呼び、ネタがネタを招き、ぼざろ人気はさらに加速している。
□音楽+JK(で音楽がメイン)
「音楽+女子高生」と言えば伝説のアニメ『けいおん!』だとカエルは考えるが、
『ぼっち・ざ・ろっく!』は『けいおん!』とは似て非なるものだと思う。
どちらも日常系であり、音楽系であり、演奏シーンのクオリティが高い。
『ぼっち・ざ・ろっく!』の作品の魅力は多々あるが、最たる感想は「LIVEに行きたくなる」ではなかろうか。
原作者本人も一人で各地のLIVEに遠征しているし、原作音楽監修のInstant氏はガチの音楽家である(アニメの音楽関連だけでなくロック史にも拘りがあるらしい)。
前述の「けいおん!」と被らないように意図したものであると原作者インタビューでも語られている。
ぼっち・ざ・ろっく!はバンドマンがたまたま女子高生だった。と言えるのではなかろうか。
結束バンドの4人の居場所はそれぞれの学校ではなく虹夏の姉が運営するライブハウス「STARRY」だし、作中の他のバンドは社会人である。もちろん舞台はライブハウスだ。
最初から『音楽をやる』ことに対して熱量が高い。
良いアニメには良い音楽が付く。
これは誰しも認める所だと思うし、90〜00代の『ざ・アニソン』のような意図してチープな楽曲は昨今はあまり見掛けなくなった。
本気で作ったものの方が、視聴者に刺さることが火を見るよりも明らかだからだろう。
毎回、飛ばせないED曲/聴き入ってしまうEDを聴くたびにそう思う。
音楽をやってるバンドマン達がカッコイイから、ぼざろ!を観てしまうのだと思う(周回余裕)。
て、ことで。カエルが思う『ぼっち・ざ・ろっく!』のもっと楽しみをつらつらと書いてみたけれど、ぼざろ!はアマゾンプライムでもNetflixでと観ることができる。
まだ観たことがないという人には是非観てほしい、今期1番の推し作品だ。
なお、最終話の放送は12/24(土曜)の24:00からです。「クリぼっち」まっしぐらですね。
出演者もクリぼっち推奨してることだし観よう!
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