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すべてのキャットタワーは消耗品である

我が家には、2匹のネコがいる。
べっ甲のレヴィと茶シロのコタである。

元野良のレヴィが6か月くらい、保護猫のコタは生後3ヶ月で我が家にきてくれた。いっしょに暮らしはじめて、もう1年以上になる。

我が家にキャットタワーが導入されたのは、まだレヴィが2kgになったかどうかという頃。コタなど、手のひらにのって寝かしつけられたのだが。
今やレヴィが4.0kg、コタは5.8kgになった。

あわせて10kgのネコたちが全力で遊ぶキャットタワーである。
高さ172cmで、伸びる4つの支柱で2階につながり、3階には小屋がひとつ。さらにロフト的な最上段があり、ここはレヴィのお気に入りだ。

そのロフトから上がれるキャットウォークもDIYした。
つたって逆側の棚の上へ移れる。

日常的にネコらが飛び乗るので、ロフト部の損耗は激しい。
ぐらつきが出るたび補強もしたが、いよいよ限界となった。
ケガをしてしまっても切ないのでロフト部は外してある。

ロフト部へつながる支柱だけは残っているので、しがみついてレヴィが切なそうに鳴く。「ねえ、このうえのどこやったの」という感じだ。
確かめるように、支柱にしがみついては不思議そうに眺める。

買換えを注文したが、組み立てもあるので到着は次の週末。

急場の応急処置を考えてみるが、ロフト部の固定部分がぐらついてしまっていて今度こそ手がなさそうだ。
それでもレヴィは、支柱にしがみついて真っすぐ私を見つめてきたりする。
いっそ有給を使ってやろうかと思わせるくらいには、悲しそうな目をする。

調べてみれば、やはりネコと暮らしているとキャットタワーは消耗品というのが共通認識のようだ。
まず爪とぎになっている支柱がボロボロになってくる。
次いで、ぐらつき、がたつき。
もちろん、ものにもよるのだろう。が、とくに我が家で使っているタイプは消耗度合いが高い。いっしょに暮しているネコの年齢もあると思うが、だいたい1年が買換えの目安のようだ。

買換えにあわせて、キャットタワーと橋渡しにしている棚にも上り段をつけてあげよう。ネコたちも大きくなって、もっとアクティブに遊ぶだろう。

ひと部屋ほぼネコルームな我が家だが、ほかの部屋もネコが遊びやすい高さに家具を揃えてある。とんでもないスピードで走りまわるのでケガをしないようにだけは考えている。

せっかく暮らすのだから、のびのび気持ちよく過ごしてほしい。

ところでキャットタワーだが、やはり捨てるには粗大ごみなのだろうか。
毎年のことならば、こちらも調べておかなければならない。