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【勝利の女神:NIKKE】ぼちぼち勝手な副読本的視点で考察してみる試み:01

タイトル画がネタバレなので、あまりタグに意味がない申し訳なさ。

さておき『勝利の女神:NIKKE』です。
今回はちょっと趣向を変えて、なんとなく説明されていたり読み取れる情報から、まだ語られていない部分を考察してみようってなnoteです。

本作で、まず語られるべきはアイコンでもある”NIKKE”でしょう。
とくに正体をうかがい知ることのできる情報も、わりに早い段階から語られ始めますが、”もともと人間だった”というのは1つ大きな要素でしょうか。とくに”現在NIKKEの姿には人間だったころの理想が反映されている”とか。
単純に、それぞれの兵科に指向が反映されているという感じでしょうか。
どう考えても見た目なわけないもんね。
兵器の容姿を、載せる人格の側に合わせる必要なんて微塵もない。

ともかく言葉の通りか、または製造過程として完全義体フルボーグ化の前段階があると考えるかで真相も変わってくるわけですが。
つまり人間を完全義体化しているのか、あるいは完全義体化用の人間が生み出されているか。いわゆる量産型もいると考えると前者は安定しない気も。
もし後者とするならば、拠りどころは”NIKKE”を製造する三大企業にそれぞれ一般兵と位置付けできる型式モデルがある点でしょうか。

たとえばエリシオンにはソルジャーE.G.やソルジャーO.W.のように、略称で猛禽類の名を冠するシリーズがあります。ミシリスであればプロダクト08のように数字で、あるいはテトララインならI-DOLL・フラワーオーシャンと自然を連想させる単語で兵科を区別し、各社ラインアップしています。
それぞれ型式ごとの見た目は統一されていて、少なくともプレイヤー視点で差異には気づけません。が、個々ユニークな”NIKKE”でもあるようです。
この一般兵枠も本作では”R”レアとされていて、以下は存在しません。
所属の部隊名は、一様に「リプレイス」となっています。
ちょっと部隊名には不向きな響きです。
機械においては、古くなったり破損したものを新しく、または同等の機能がある別のものに置き換えることを指す場合もある言葉です。

本編でプレイヤーの指揮する部隊の”NIKKE”が記憶消去リセットにより初期化されることになる話があります。
ただ、初期化されたあともプレイヤーの指揮する部隊に戻るという前提で、
所属が「リプレイス」に変わるような様子はありませんでした。
このことから推測できるのは、「リプレイス」の所属になる”NIKKE”は代替の容易な、悪く言えば消耗品ということです。

これは完全義体フルボーグ化の適性に個体差がある可能性を強く示唆します。

適正については本編でも、主に人格や精神面ですが語られています。
ただ、あくまで完全義体フルボーグ化後に「寝ない食べないなどで人間ではないと思い知らされる精神的負荷」に耐性があるかないかの、少し違う視点です。

また、消耗品とされる”NIKKE”を量産する場合に”もともと人間だった”が1つ要素となれば、同じだけの人間が必要というシンプルな疑問も生まれます。
が、地上を追われ地下都市で暮らす人類に期待できるリソースかとなると不自然で、むしろ数を増やすための人工授精やクローン技術の発展を想像するほうが無理がありません。
侵略者に対抗するため、戦闘義体化に特化した人類を生み出す研究があったなんて、なかなかあり得そうだと思うのですが。
テイストとしても『勝利の女神:NIKKE』にマッチしそうな仮説かと。
あくまで好き勝手な想像ですけどね。

今週はこのまま『勝利の女神:NIKKE』ウィークってことで、また次回。