中等度の抑うつ状態になった。

久々に書くnoteで本当ならこんなことは書きたくなかったけど、1つの記録として記しておきたい。

※このnoteを読むにあたって
途中から読むのがしんどい内容もありますのでご注意下さい。

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元々何度か色んなストレス抱えて自棄になることはあったが、ここまで酷くなったのは初めてだった。

2022年10月中旬くらいから夜寝れなくなる症状が出始める。
仕事行く日は朝4時起きとかして始発で出社して、静かで誰も居ないオフィスで仮眠してからスタートするのが日課だった。
でも仕事行く日なのに夜中1時や2時に目が覚めてしまい全然寝付けないのである。
結局寝付けないまま起床時間になり、いつも通り出社した。
夜寝れないと当然その分の眠気が仕事中にくるものだ。
でも全く眠くなかった。コーヒー飲んだとかエナドリ飲んだとかそう言うのは無く、全く眠気が来なかった。
「夜寝れなくても日中眠くないなんて羨ましい」とか思われるかもしれないが、逆にそれが辛かった。
絶対身体がおかしいとしか思えなかった。

そして11月中旬辺りで眠れないだけじゃなく食欲も無くなってきた。
出社した時近くにランチに行くことが多いが、何を食べたいのか考えることを放棄することが増え、最終的には食べないことを選択することが当たり前になっていた。
昼食べないと確かに腹は減る。でもそれ以上に食事に行くという行為自体が面倒に思えてきたのである。出社した平日全部昼飯抜きなんて当たり前。しまいには週末自宅でも昼飯抜きにすることが増えた。

そしてそうこうしてたら、何もかもやる気が無くなった。休みが来ても家でベッドの上でゴロゴロしてるか天井を見つめてるだけ。
本当に虚無。
競馬見て馬券買ったり、現地で写真撮ったりしたり、今度行く予定の旅行計画立てたり、Amazonプライムで映画やアニメ見たり色んなことで過ごせるはずなのにどれも嫌になった。

ただただ面倒くさい。

そしていつしか死ぬことについて考えるようになってた。
どうやったら一番楽に死ぬことが出きるのか。痛みが少なく死ぬことが出来ないか。など考えていた。
スマホの検索欄には

「睡眠薬 致死量」
「自殺方法」
「飛び降り 高さ」

などが増えていった。

そういうワードを検索する度にどこかの心の相談窓口みたいな所の電話番号が一番上に表示されていたが、とにかく鬱陶しいとしか思えなかった。

今思うとどうかしてると思う。
でもその時は本当にそれしか考えられなかった。

そして気がついたら小さいナイフで左腕を傷付けていた。いわゆるリストカットというやつだ。

そんなに深くやってないが痛みと共に染みでる血を見てただ泣いていた。

どうしていいかわからず泣いていた。

痛い
辛い
しんどい

でもどうしたらいいかわからない。
わからないけど涙が出てくる。

どうすることも出来ないから生きていることを恥じるようになって死への関心が高まっていたのは事実。

原因とかについては個人的事情もあるので控えるが、とにかくしんどいことだけは間違いなかった。

次第に何かを「やりたい」「やりたくない」から「何も出来ない」になっていった。
人ってここまで「空」になれるのだなぁと今でも驚いている。
良くSNSとかで「今日は何もやる気が起きなかった」みたいな書き込みがあるが、そんなのうわべだけ。その書き込みが出来る時点でまだまとも。
本当にヤバくなったらそれすら書き込めなくなる。
書き込もうという意思が無くなる。

まぁこれでも今なんとかなってる辺り、本当にヤバくなってる人程ではないのだろうけど、本当に「無」があるのだなと思った。

ほんとは友人らとサッカー観戦の予定を組んでいた日もあったが、連絡もせず試合の中継も見ることもなく、ただただ天井を見るだけの1日だった。(その節はご迷惑おかけしてすみませんでした。)

しんどくて辛いけど、家族に悟られるのも嫌だったので家族の前では普通にしていた(つもり)
虚無のような週末が終わると平日がやってきて仕事をしなければならない。
とりあえずいつも通りのことをするしか無いと思ったから出社はするものの、初歩的なミスが増えたり、周囲の音を気にするようになり、苛立ちも増えた。

そこで何があったのかわからないが、とりあえずメンタルクリニックに行くしかないと思い、職場から近くのメンタルクリニックに行くことにした。
何故この決断をしたのか本当に覚えてないが、気がついたら予約して受診していた。

メンタルクリニックで今の状況を話して血液検査と心理テスト(バウムテスト?)的なのをやった。
2回目の診察の時に結果をもらったらどれも当てはまる内容ばかりであった。

診断結果は「中等度の抑うつ状態」とのこと。

色々治療のやり方はあるとのことだったが、まずは睡眠の改善をしたいと訴え、現在は少量の薬を毎晩飲むようにしている。副作用で日中に頭痛やめまいなどが出ることもあるが、逆に夜寝れるようになったことで落ち着けている。
前みたいに友人らと外で何かを楽しめる程度には回復していると思っている。

仕事の方はテレワーク中心に移行して少しでも落ち着いて作業出来るようにしてもらえた。
じゃなかったら周囲の環境音とかでイライラしてしまうこともあったし、作業にならないところだった。

自分はまだこの程度で済んでいるが、色々と抱えすぎたりすると急に「無」が訪れる。
正直書いて表現した以上に「無」だと思う。
その「無」が「生きること」すら蝕んでいく。
生きるのをやめることで本当の「無」になろうとする。
そんな気がする。

本当になんでかわからないが、メンタルクリニックに行こうと思えて良かった。
そうじゃなかったらどうなってたかわからなかった。

まだ本調子では無いけどとりあえず

「生きています」


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