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私的アイドル論23~卒業加入グループとアップフロントの規模またはOCHA NORMA

現在のハロプロの体制 


ハロプロには現在6グループ在籍しています。大きく分けると、2つに分かれます。それは、卒業加入を繰り返しながらグループが存続していく形式のグループと、グループが存続を前提としないグループです。
モーニング娘。、アンジュルム、JUICE=JUICE、は卒業加入を繰り返すグループです。この3グループは第6期以上が加入しています。
 これに対して、つばきファクトリーが去年2期が入り、beyooooonds、OCHA NORMAには追加メンバーがいません。これらのグループは今のところ、メンバー加入を前提としていません。つばきファクトリーは第2期が加入しましたが、このまま卒業加入を繰り返すグループになるかどうかわからないです。

OCHA NORMA

 ハロプロ研修生が活発に活動している現在、OCHA NORMAみたいにある程度の期間を開けて研修生ユニットが組まれ、さらにその先にはデビューがあるとしたら、グループが増え続けていきます。グループが増えてアップフロントがマネージメントしきれないと考えるのではないでしょうか

 近年でいうと2016~7年には、多くグループが並び立った時で、モーニング娘。、アンジュルム、jUICE=JUICE、こぶしファクトリー、つばきファクトリー、カントリーガールズ、の6グループが同時にしっかり活動状態にありました。
 現在も6グループありますが、OCHA NORMAはデビュー前なので、これから活動が本格的になっていく状況です。
 この体制は結局、カントリーガールズの兼任活動休止、こぶしファクトリーの解散になって、4グループになりました。だったら、現在の6グループ体制になった今年、アップフロントのマネージメントによってはグループの活動休止、解散が考えられるのではないか

卒業加入を繰り返すグループとつばきファクトリー的グループ

 モーニング娘。、アンジュルム、JUICE=JUICEはメンバーを入れ替わりながら続くグループです。このようなグループはグループの存続を念頭に置いて活動することになります。そのようなグループは保守的になりがちでょう。
 失敗できないので、思い切って拡大指向で活動しにくいでしょう。さらに拡大で来ても、その後の反動で縮小が目立ってしまう。黄金期以後のモーニング娘。がその状態でした。こうなると、「はっきりと衰退したなぁ~」という印象になってしまいます。
 モーニング娘。がいまいち拡大指向ではないのはこういう考えがあるのではないかと思います。5年10年と続けるつもりならこの衰退の印象を受けたくないでしょう。存続するグループはこのような思考になりがちではないでしょうか。

20周年時

 反対に卒業加入をしないグループはもっと攻めて拡大指向で活動していいと思います。つばきファクトリーみたいなグループは存続を前提としないのでピークを過ぎてピークアウトを怖がらなくてもいいです。ただでさえハロプロ内序列(モーニング娘。>アンジュルム>JUICE=JUICE>つばきファクトリー>beyooooonds>OCHA NORMA)がある中では、安定志向のグループが上にいるとそれ以上拡大しにくいです。
 また、ハロプロの村内に占めるヲタの割合もハロプロ内序列に従っているので、末席に近いグループほど既存の割合の中から新たにヲタを獲得していかなければならない。
 しかも先輩グループに対して上回れる点があまり多くないです。ハロプロはライブ至上主義、スキル偏重評価ともいわれます。そんななかで、新人グループが先輩グループに上回ることは簡単なことではありません。
 そうなると、決まった大きさのハロプロのパイを取り合うのは明らかに分が悪いです。
 

つまり

つばきファクトリー、Beyooooonds、OCHA NORMAはもっと外向けに一般受けを狙っていってほしいです。
 存続を前提としないグループは長期的な安定飛行を必要としないなら、決まった大きさのパイを取り合うぐらいなら、もっと一般受けを狙っていって、大きな会場でライブだとか多くの人に知られるような活動をもっと進めていってほしいです。
 一般受けを取り込めばハロプロ自体のパイも大きくなることになります。ハロプロに多大な貢献をしていることになります。
 いまなら、もっとOCHA NORMAに外向きの仕事で村外にアピールできるようにしてほしいです。


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