Edge of KSC ~2019年卒 藤原由佳さん~

久しぶりのEdge of KSC、今回は卒業生の藤原由佳さんに色々語っていただきました。

技術を熟知するスペシャリストであり、会社を守る縁の下の力持ち

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筆: 自己紹介をお願いします。

藤: 2019年に理工学部環境・応用化学科を卒業しました。4年生の卒業研究では増尾研究室に所属していました。現在は電機メーカーの知的財産部門で特許に関わる仕事をしています。調理家電を担当しています。

筆: 知的財産...特許を出したりする仕事ですか?

藤: そうですね。でもそれだけではなくて、他社の特許調査や自社がこれから出そうとする特許の方向性を決めたりもします。電子レンジを例にすると…。電子レンジとかも技術の塊の箱みたいな感じなんですけど、他社の技術をまず調査するんですよ。例えば、ボタンにはAという技術があるから、当社はBという技術で差別化して攻めていこうって感じで申請する特許の方向性を開発の方達と決めていきます。その他にも、自社が持っている特許の評価をしたりもしていますね。この技術の特許は重宝しようとか、もう捨てて他の技術にお金を回そうとか、そういったお金に関わることもしますね。

筆: なるほど。経営戦略の技術バージョンみたいですね。会社を技術面から守っていく仕事ですね。

藤: そうなんです。自分の担当する製品がたくさんあるので、色んな技術を勉強しています。

開発者の技術と社会をつなぐアツさに心を奪われる

筆: 正直、理系=研究開発職っていうのが定番だと思うんですけど、知的財産部門を志望されたきっかけとかあれば教えていただきたいです。

藤: 知的財産部門の仕事をされている方のお話に胸を打たれました。製品化された時に、その製品の開発に関わった人たち全員の顔を思い浮かべることができる仕事っていう点に情熱を感じました。私、アツいことがとても好きなんですよ。笑 あとは、色んな技術を知れるところが楽しそうだなと思いました。学生時代も、化学系の学部だったけど、物理も生物も広く学びたいと思って授業をとってたりしていたので、そういうところが知財の仕事に通ずると思います。

アツい思いに全力で向き合ってくれる人たちであふれる大学

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筆: 私もその話を聞いて知的財産部門の仕事に情熱を感じました!学部時代のお話が出たのでズバリ聞きたいのですが、関学の、”KSCの"魅力ってなんだと思いますか?

藤: 指導の手厚さですね。振り返ってみると、関学の教授、事務員の方達が学生のことをすごく考えてくださっていたと感じます。他大学のことはわかりませんが、関学の教授は私たちのことを考えてくれるし、程よくお尻も叩いてくれるし、面倒も見てくれていると思います。

指導が手厚いという点は教授だけでなくて、事務員の方々もですよね。バリ島での生物実習のプログラムに参加したんですけど、このプログラムを企画するために、教授と事務員さんが海外の大学と連絡取り合ったり、足を運んで下見に行ってくださったりしてくれてるんです。そう思うと手厚いと思うし、やる気のある学生のために全力で支えてくれていると感じますね。しかも、参加者集まらなかった時のリスクを考えると、相当力いれないとできないと思いますしね。

筆: ほんとにそうですね。

藤: 私たちが何かに向かって、目標に向かって走り出すときに、一緒になって走ってくれたり全力でサポートしてくれる人たちがたくさんいますよね。あと、私は就活の時にも事務員さんとか関学の提供してくれるものにすごくお世話になりましたね。事務員さんたちも学生のためにめちゃくちゃしっかり考えてくださっていることをすごく感じましたね。

筆: 確かに就活支援はすごいですよね。私もだいぶお世話になりました。

やる気を奮い起こしてくれる美しいキャンパスと設備

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藤: 集まっている学生も雰囲気よくて、良い人が多いし素敵な大学だなぁと思ってましたね。まぁでもなんといっても校舎が綺麗ですよね!ファミマから戻ってきたときに校舎を見ると、今からもう一度実験やろうという気が湧いてきますよね。笑

筆: いやぁ、めちゃくちゃわかります!個人的にはトイレもオススメしたいです。笑

藤: わかります!どこのトイレに入っても綺麗!やっぱり設備が綺麗だとちょっと勉強する気になりますよね。笑

少しでもやりたいと思ったことは臆せずとことんチャレンジしてほしい

筆: 最後に、KSCの後輩や未来のKSCの後輩にメッセージをいただけると嬉しいです!

藤: 正直私は関学が第一志望ではなかったので、学生生活のスタートはちょっとテンションは低かったです。でも、自分が少しでも興味をもってやりたいなぁと思ったことに対して取り組むと、良いものが得られる環境であるのは間違いないし、必ず何か応えてくれる人がたくさんいると思ったので、もっと色々チャレンジしとけばよかったなぁと思っています。なので、何かやりたいことができたときに、それをほったらかしにせずに、一歩踏み込んで挑戦してほしいです。KSCにはそれを全力で助けてくれたり、応えてくれる人たちがたくさんいるので、めちゃくちゃ充実した大学生活を過ごせると思います。

それから、高校生には一度キャンパスに来てもらいたいです。何しても絵になる。笑 それくらい綺麗です。今もうすでにやりたいことがあって関学を志望している高校生はその思いを持ち続けて是非関学に入学してもらいたいです。やりたいことは必ず実現する環境が整っていると思います。


実は藤原さんは筆者の学部時代の戦友。今回の取材は8割強、筆者得なお話だったような気がしますが、関学の魅力、そして大学卒業後の進路に関しての可能性を広げる一助になっていれば幸いです。読んでいただきありがとうございました。

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