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失敗から逃げずにしっかり対応しよう

みなさんこんばんは、カワハラユウヤです。

福岡県のとある写真館にて、カメラマンをやっています。

今回は失敗について。過去の話を書きたいと思います。

入社1年目、出張中の出来事でした

時は遡ること数年前。

入社して1年目の私も半年を迎え、出張にも何度か行っているなかでの状態。

今回は3年生の勉強合宿の撮影。2泊3日で、生徒は主に勉強をするものでした。

カメラマンもちょこちょこ撮影しつつ、でもずっと張り付いて撮影することはないので休みつつ、そんな感じだったのを覚えています。


さてそんななかで、二日目の夜にレクリエーションがありました。

生徒から何人かの代表者や実行委員が出し物をしたり、ダンスを披露したり。

場は結構な盛り上がりで、私も楽しそうな雰囲気を撮影できればと思い、少し前のほうで撮影しました。前に出ているメンバーを撮影し、ときには盛り上がる生徒を撮っていました。

いざ二日目の撮影も終わり、残すところあと1日。

先生方は夜遅く、生徒が就寝したあとにミーティングをするのですが、そこにカメラマンである私も参加していました。

まず最初に、校長先生から話をしたとき、今回の事例はおきました。

夜のミーティングで、校長先生から直々に注意を受ける

前半は残り1日であることを言われていたと思います。数年前なのであまり覚えてません。

でもそのあとに言われたことは覚えています。

「ちょっと苦言を呈さざるを得ない。〇〇写真(私の勤める写真館の名前)、キミは周りが見えていない。カメラマンは主役じゃないんだ。

このことはキミのとこの社長にも報告するから。」

言われた瞬間、頭が真っ白になりました。


今までなんだかんだある程度上手くやっていた(当時はそう思っていました)のに、初めて学校のトップから直々に注意されました。

その時は「レクリエーションで前の方で撮影していたのが邪魔だったんだ」と思い、ミーティング後に校長先生に「申し訳ありませんでした」とお伝えしたところ、

「カメラマンは写真を撮るのが仕事だが、写真を撮るだけが仕事じゃないからな」

と言われたことを今でも覚えています。


ただこの校長先生からの苦言は、あとから考えてみると現場の先生からの蓄積もあったんだろうと思います。

勉強中の撮影のとき、勉強に集中できずに話しかけてくる生徒に対し、ついつい私も談笑をしてしまっている場面が何度かあったのです。

カメラマンはこの団体で言えば「大人」なのですから、そこに迎合するのではなく、「勉強をしにここに来ている」ということをもっとよく考えて撮影に臨むべきでした。

そういった細かいところの積み重ねと、レクリエーションでの出来事が重なって、このような事態になったのでしょう。

出張から帰った後、すぐに担当者と社長に報告。そして社長から校長先生へすぐに連絡。

撮影自体はその後特に大きな事件もなく終わり、担当者の先輩が学校に迎えにきてくださり、会社に帰る途中にすぐにこのことを報告しました。

そして、会社に戻って社長に報告。

もちろん注意を受けましたが、社長はそのあとすぐに学校に連絡。

社長が今回の件についてお話をしたところ、校長先生は

「しっかり報告をしたんですね。ならその子は大丈夫ですね」

と言われた、とのことでした。

校長先生は注意を私にされ、そして「オタクの社長に報告する」とまで言われましたが、実際には校長先生から連絡をするつもりはなかったでしょう。

むしろ、こうして会社からかかってくるかどうかを試していたのです。

これでかかってこないような会社なら、その会社はそれまでだ、と。

もし会社に言わなかったらどうなっていたのだろう

この時はこういった流れで事なきを得ましたが、あれからも何度か想像をしてしまいます。

もし先輩に、会社に報告していなかったらどうなっていたのだろうと。

きっと校長先生からウチの会社は見切られ、翌年以降のお付き合いはなくなっていたのではないでしょうか。

またもっと悪ければ、校長会などでその話が出て、他の学校からもお断りをされていたかもしれません。

今や想像しかできませんが、いい結果になっていないことだけはわかります。

逃げず、隠れずに対応すること。

当時の私は新米のペーペーで、自分で判断することなんてできません。

「社長に報告するから」という言葉がずっしりと響き、とにかく報告はしなければと思い報告をしました。

「隠す」という選択肢は確かにそこにあったんだと思います。

でも、それは選んじゃいけない。

これは社会人がどうこうというよりも、人の道として隠すべきでないと今では思います。

起きたことに対して誠実に、逃げずに対応する。自分の変な解釈を入れずに、ありのままを報告する。

実に大事なことだと思います。

これから先、自分がどういう形で働いていくかはわかりませんが、現実に常に対応して生きていきたいと思います。


ここまで読んでいただきありがとうございました。



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