きみえの読書#4

#きみえの読書
#吉田都
#バレリーナ踊り続ける理由

単行本が出ていたのは知っていたけど、なかなか手に取る機会がなく 読みたいなーという気持ちを心の隅に置いておきながら過ごしていたが
昨日書店でたまたま通った列にこの本の文庫本が置いてあり、いざ!読む。

バレエに限らず、コンサートや舞台など、録画されたものではないものを観たくなるのはなぜだろう。
その理由がこう書いてある。

引用)
舞台芸術は「生命の輝き」です。
舞台の上にいる人間も、観客も、これまで生きてきた時間の中に経験や記憶を積み込んだ一人の人間。
そうした一人ひとりが、そこで起こる出来事を共有します。経験や記憶を重ねてきた"今の自分"が、同じ空間で、消えて無くなる輝きの一瞬を一緒に味わっているのです。
(略)
映像にはできないことがひとつだけ、あります。
それは"今"であるということー。
(引用終わり)

最近、「時間と自分」について考えているので
この部分にはとても深い気付きがあった。

舞台を作り上げる側の人間だけではなく、観る側の人間も含めて一つの舞台ができる。
奥深く重厚い時間の幅を感じる。
おなじ舞台はひとつとしてない。

身体に向き合って精神を鍛えてきた人は強いなと思う。
最近スピリチュアル方面の本を読む機会が多かったのだが そこに書いてあった全てを都さんは体験してきたのだなと感心した。
引き寄せまくる。引き寄せの達人だ!
都さんはスピリチュアルなんて全く知らないだろうに!!
直感で自分の人生を自分らしく生きてこれたのにはただ一つの理由がある。
それはとてもシンプル。
「バレエが好き」
という強い気持ち。
たったこれだけ。

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