天才に感謝!/Ronald Isley&Beyonce「Make Me Say It Again, Girl」

夏休みが忙しすぎて(主に息子の下僕として)このnoteも久しぶりになってしまいました。この間、ビヨンセとケリスが色々あったり、甲子園(高校野球)が開幕→閉幕したり(仙台育英の監督の優勝インタビューの素晴らしさといったら!)、ベイスターズが絶好調だったりしましたが(先週までの話。泣)、ソウル・ファンに衝撃を与えたのがラモント・ドジャーの訃報でしょうか。ブライアン&エディのホーランド兄弟とのプロデュース/ソングライター・チーム、ホーランド=ドジャー=ホーランド(H=D=H)の一員として、モータウン・サウンドを確立したソウル史における最重要人物。モータウンと揉めて独立したあと、インヴィクタス/ホットワックスというレーベルを興したことや、ソロでの活動でも有名ですね。

シュープリームス「Where Did Our Love Go」「Baby Love」「Stop! In the Name of Love」とか、フォートップス「I Can’t Help Myself (Sugar Pie, Honey Bunch) 」とか、手がけた曲で好きな曲は枚挙に暇無しですが、一時期インヴィクタス/ホットワックスに夢中になっていた私的にはフリーダ・ペインが思い入れ強いかなー。

Freda Payne / Band of Gold
モータウンの香り残るサウンドで(なんせファンク・ブラザーズの演奏だし)最高なんですが、だいぶ後になってから歌詞が花婿に逃げられた花嫁の話と知って驚愕したのでした…。なんでこんなハッピーなサウンドの上でそんな歌詞書くんだろー。

Future Flight / Hip-Notic Lady
やっぱこれが一番好きかなー。って好きに順位なんてないですが。H=D=Hではなくラモント単独プロデュース作品。一枚しかアルバムを出さなかった謎多きグループの大名曲。モータウン・サウンドではなく80sアーバン・ミディアムとなっております。

Lamont Dozier / Let Me Make Love To You
ソロではこれが好きかなー。マイア「After aThe Rain」ネタ。

と、久しぶりにレコ棚&CDラックからあれこれ引っ張り出して聴いていて、こういう天才がいるから文化が豊かになり、我々も日々楽しく暮らせるんだよなーと思ったりしました。素晴らしい音楽を残してくれたラモントに感謝ですね。素敵な音楽を聴きながら、残りの夏休みを乗り切ります!


<今日の1日>
Ronald Isley&Beyonce /Make Me Say It Again, Girl

話題沸騰中の1曲。75年にリリースされたアイズレーの曲をビヨンセと共にセルフ・リメイク。オリジナルはノーティー・バイ・ネイチャー「Hip Hop Hooray」や、ラジャ・ネイ(Raja-Neé)「Turn It Up」ネタ。しかしまぁ、最高の一言ですね。あまりの素晴らしさに本気で涙が出そうになります。オリジナルのメロウネスを損なわない情熱的なナンバーとなっております。はぁ、こういう曲があるから生きていけるのです。

The Isley Brothers / Make Me Say It Again, Part.1 & 2

こちらがオリジナル。ヤバイよー最高すぎるよー天才すぎるよー(悶絶死)

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