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7. 日本語能力要件(普通帰化の7つの要件)

こちらは国籍法に書かれている要件ではありません。
しかし、日本で生活するにあたって、日常生活に困らないだけの日本語ができないと生活ができませんよね。
私も昔、海外で暮らしたことがありますが、銀行口座を作るとき、役所で手続きをするとき、また子供が病気になった時など苦労しました。
それから、日本語をある程度話せるということは、日本に順応しようとする現れでもあります。

どの程度の日本語能力が必要?

日常生活を送れる程度の日本語ですので、日本語能力試験のN3程度が求められると考えてよいでしょう。

N1:幅広い場面で使われる日本語を理解することができる
N2:日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる
N3:日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる
N4:基本的な日本語を理解することができる
N5:基本的な日本語をある程度理解することができる

日常会話に困らない程度でOK

日本語能力はどこで確認される?

日本語能力は、帰化申請のあらゆる場面でチェックされています。一つずつ見ていきましょう。

事前相談

まず最初は法務局での事前相談です。この面談での会話から日本語のレベルが見られています。こちらは正式な審査ではありませんが、ここから審査はスタートしていると考えましょう。

帰化の動機書

別の記事で取り上げますが、帰化の動機書とは、帰化をした後の抱負などを記載した書類です。
A41枚ほどの文書ですが、理論的に、正しい日本語で記載する必要があります。ここでは、日本語のライティング能力が見られていると考えましょう。

法務局での面談

晴れて膨大な書類が整い、法務局に提出に行くと、日本語能力要件の最大の関門、担当官との面談があります。
ここでの受け答えで日本語能力のチェックが行われます。

宣誓書の読み上げ

特別永住者以外の帰化申請者は、担当官の前で宣誓書を読まされます。
ここでは、日本語を読む能力が試されています。
以下の文章をスラスラと言えるようにしておきましょう。
「私は、日本国憲法及び法令を守り、定められた義務を履行し、善良な国民となることを誓います。」

日本語に不安な方は?

日本語教師をして感じることですが、日本語教育は他の言語に比べて教材や教育の場が整っていると感じます。
お金と時間があるのであれば日本語教室に通うという手もありますし、インターネットを介した無料の優良学習コンテンツもあります。
いろどり- 生活の日本語 -
NHK World Japan Learn Japanese

いい先生に当たれば、italkiもお勧めです。レッスン料が安いので色々と試しながら良い先生を見つけることができます。

italkiは気軽に始められますよ

まとめ

日本で生活するには、日本の慣習や文化になじんでいく必要もあります。言葉はその潤滑油なので、ぜひ楽しみながら日本語取得を目指してください。
私の以下のHPでも日本語の紹介をしていますのでよかったら見てください。
Hello Japan

学習方法はたくさんあるのでチェックしてみてください

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